SOHOとブランド戦略
今回のコラムではSOHOとブランド戦略について書いてみますが、普通、企業の場合にブランド戦略といえば自社の商品名や自社名の知名度やイメージアップに勤める訳ですが、SOHOの場合はそれが出来るに超した事はないのですが、会社や事業の規模が小さい場合は、そんな事を悠長にやっていますと、目先の売上が確保出来なくなって立ちゆかなくなって倒産してしまう場合だって有りますね。
特にBtoCつまり一般消費者向けに商売を行う場合には、ブランド力とか知名度が売上を結構左右するので有りまして、売上を出来るだけ上げる為に自社名を余り目立たせない、もしくは隠してしまうって場合も多いんですよね?
わかりやすい例で書きますと、全国津津浦々にガソリンスタンドが存在しますが、エクソンモービル(旧エッソとモービルの合併)とかエネオス(旧日本石油)、コスモ石油(旧共同石油)、昭和シェル石油とか石油元売りの看板と社名を全面に出して営業していますが、実際に石油元売り企業が店を出してる訳では無く、なんとか商会とかまあ地域の企業が元売り各社から石油や軽油を仕入れて販売しているのに過ぎなのですが、実際の運営会社の社名はとても控えめに目立たなくしておりまして、あまり知名度を上げようとはしていませんよね?
※全国に散らばるフランチャイズシステムなどは更に大規模な例でコンビニエンスストアのローソンやセブンイレブンも実際には大部分がフランチャイズ本部と契約した個人事業主なのですが、もう一切運営者の名前は出さないですよね?
さて本題のSOHOとブランド戦略に戻りますと、営業を開始して販路を拡大したり売上を拡大させて行く為には知名度を上げていく必要が勿論ありますが、自社名で勝負して行ったほうが後々まで良いと思うのか、もしくは主力商品の製造元などの名前を上手に使って○○株式会社の代理店として営業を行ったほうが営業的に有利なのかを良く考えてブランド戦略を考えていく必要が有りますよね?
追伸
大企業、上場企業の多くは自社名やロゴの使用、ブランドの使用に対して年々厳しい目を配るようになってきていまして、無断使用などが発覚した場合は最悪の場合、賠償請求にまで発展する場合が有りますので、名刺に他社のロゴや商品名などを使用する場合は事前に申請などを行って使用許諾を受けておく必要が有ります。
まあ最初は知名度の高い企業の看板を上手に使わせて貰ってやがて、自社ブランドで展開していくって方法も良いかもしれませんね?