不自由業と自由業とは?
最近はフリーランスって横文字も良く聞く言葉になってきたような気が致しますが、今回のコラムでは不自由業と自由業について勝手なことを書いてみたいと思います。
まず最初に少し調べて驚いたのですが、自由業の定義ってのが曖昧なもので無いのかと思いましたら、医師、弁護士、税理士、司法書士、コンサルタント業、画家、漫画家、著述業、デザイナーなどが何処にも雇用されない状態で自営していることを指すのだそうですけど、どれをとっても私は自由業ですって自己紹介する人はいないような気がするのでありまして、私の場合はもっと怪しげで何をやっているのか分からない人で、基本的には何でも手を突っ込みますよって感じに誤解していました。
ただ強いて私が自由業の具体的なイメージを文字に致しますと、SOHOとして一人っで自宅なりで仕事をしていて最初のうちは、特定のデザイン関係を専門にやっていたのが、徐々にクライアントからの依頼によりましてデザインの仕事の幅が広がってきて、そのうちに文章も書くようになって講演まで引き受けるようになりまして、今や何を本業にしているのか分からない状況ってのが私のイメージする自由業です。
そういえば私に関しても一応は零細企業の経営者って事になってますが、ホームページ制作から始まりまして原稿も書きますし、極稀に過去には講演の講師をさせて頂いたこともありますから私自身が自由業みたいなものですが、私の場合は不自由業と言ったほうが良いでしょうね。
入ってくる仕事の大部分は自分でこなしている現状ですから、体調がすぐれなくて本当は布団で横になっていなくてはいけない状態でも、仕事をせざるを得ない状態ってのは過去になんどもありますし、締切とか納期を守るって事になりますと休日も深夜も関係なく仕事に立ち向かわなくてはいけないのでありまして、実際には自由業ではなく不自由業なんですよね。
つまりその自由業ってのはホントは全然自由じゃないのでありまして、定時に仕事を開始して定時で自由時間になる働き方をしているサラリーマンの方の方がよほど自由時間をしっかり確保していますよね。
これは私に限らず大部分の自由業に従事する方に共通の状態なのではないかと思いますが、自由業=自由に生きていける職業、などという夢のような職業はあるのでしょうかね?
追伸
まぁ中には自分が好きなことだけを気が向いたら行って生活の糧にしていらっしゃる才能に恵まれた人もいらっしゃると思いますけどね。