朝令暮改

経営者たる者軸がぶれてはいけないし一度言った事は最後まで貫くって事を信念にしている経営者は、余程運が良くない限り数年で倒産してしまうのではないかなって個人的には思って居ます。

勿論、経営者が仕事上決断した判断に対して部下がサポートしたり実行したりするわけですから、あまりに経営者(上司)の指示や言う事がころころ変わると付いていくのが大変と言いますか、難しいって事になるのは充分理解できますが、私に言わせれば新しく入ってきた情報によって方針を変更するのは当たり前の話で、過去の指示が間違えだと思ったら即座に訂正したり修正するのが正しい姿だと思いますし、それに意見はしても最終的には従って、仕事を遂行するのが部下の勤めだと思いますね。

一応、わたしも会社を経営して10年が経つわけですが、その中で幾つかの倒産した企業を見てきたりもしているのですが、優柔不断では問題ですが朝令暮改をものともしない経営者が率いる企業は、事態の変化や情勢の変化に特に高い対応力を発揮しますが、逆に周りの情勢がどう変わろうと、一度自分が言ったり指示した事を翻すのは恥だとでも思っていて、頑なに方針を改めない経営者が率いる企業は非常に危うくリスキーですね。

例えばね月の初めに、これからは低価格路線で他社を圧倒しようって方針を打ち立てた経営者が居たと致しまして、実際に動き出してみると色々と問題が浮上してきて翌日には遂行が少々難しいって場合に素早く前日の指示を取り消せるかどうかってのは、企業の存続を左右する重大な決断になってくると思うのですが、この決断が出来ない経営者が少なく無いのですよね。

特にね、零細企業とかまあ従業員が100人未満の企業において、自分たちより大きな企業と互角以上に渡り合っていく為の武器で一番大きいのが、変わり身の早さとか変幻自在とか、朝令暮改をものともしない経営方針では無いでしょうかね?

追伸
かくいう私の場合を少々書きますと対外的に公言した事は基本的に軸がぶれ得ないように気をつけますが、社内での発言ですとか指示命令に関しては朝令暮改どころか、さっき言った事がかかってきた電話一本で1時間後には覆っているなんて事は、別に普通の事なのでありまして、そのお陰で生き残ってこれたとも言えるのでは無いでしょうかね?

ただこのような考え方は入社前にきちんと部下に話をして理解させておく必要が有りまして、その手順を省略しますと社内は大変な事になってしまうのです。