税金の滞納と時効と差し押さえ

何だか随分と税収が落ち込んでいるようで、これは企業の業績悪化によって法人税の納税額が大幅に落ち込んだ事が主な原因って事らしいのですが、税金の滞納も結構な額に上るらしくて、そうなりますと当然の事ながら、差し押さえですとか競売品の増加ってのが予測されるわけですが、何せ何処かの市町村役場では税金の滞納者に支給される定額給付金の差し押さえまでやってしまうって聞いていますし、もしかしたら税収アップキャンペーンか何か始めて、滞納者に対する差し押さえキャンペーンでも始めてしまうかもしれないですよね?

もちろんの事ですが真面目に誤魔化しもなく税金を支払っている人が圧倒的大多数なわけですから、滞納にはしっかりとした対応とか徴収をすべきなのでありますけど、たぶん想像するに個人レベルで住民税ですとか所得税を滞納し始めてしまった人レベルですと、たぶん差し押さえに出かけても、めぼしい換金できるような資産が何も無く、人件費を考えると赤字になってしまうし、かといって放置すると真面目な納税者に対して顔向けできないし、税金の滞納を助長する事にもなりかねないので、困った状態になったなって感じにならないでしょうかね?

因みに税金の時効ってのは5年間なのだそうですが、確か税金を滞納した場合の加算っていうんですか延滞料金は結構な効率だと思いましたけど、これもまぁ難しい所で3年とか長期にわたって税金を滞納していた場合ですと、加算されている延滞料のほうもかなりの額になりまして、真面目に一部分だけでも納めると、時効が中断されて更に利息が膨らんだ状態で時効の年月が先延ばしになるなんて事で、これだけ遅延利息が嵩んでしまったら時効成立まで頑張っちゃおうって人は増加しないでしょうかね?

まぁその辺りはたぶん滞納額の多い順とか、悪質と感じる順とか個人資産を持っていそうな順かなにかで、差し押さえの順序を決めるのでしょうけど、たぶん景気が悪くなって本当に隠すお金もなくて税金を滞納している人が増えて来てしまいましたら、まぁ差し押さえに走る人員を増強しても人件費が嵩むだけで、めぼしい差し押さえ品も徴収できなくて、更に税金が使われてしまうと言った悪循環になりそうな気が致しますね。

追伸
税金の滞納に限った事ではなく借金の返済なんかでも、無い奴からは取れない、無い袖は振れぬってのが実際の所ですから、回収に走る側が結構景気が悪いと苦労するでしょうね?