単価が安くて儲からない対策
特に下請け仕事をやっていますと価格交渉権がどうも元請け企業の方に握られてしまって、相手は自分たちの利益を確保するためにギリギリまで値引き交渉してくる場合も有りますし、消費者へ直接販売やサービスを提供する場合でも、安くしないと売れない注文が入らない、背に腹は代えられないので単価が安くても売れないよりはましだろうって事で、仕方が無いので我慢するなんて事は無いでしょうかね?
まず原則的には単価が安くて儲からない対策として、その分だけ量を大量に捌いて粗利益を確保するか、単価を上げるように工夫するのか、儲からない仕事なんて止めてしまって別の商材や提供サービスを見つけるかのどれかしか無いですよね?
しかしまぁ書くのは実に簡単な話ですが、単価が安くなっただけ同じ粗利益を確保するために大量販売をすると言っても、そう簡単に出来れば誰も苦労しませんしそれだったら安売りすれば誰でも売れるって事になってしまいますからね?
でね私が思うに2番目の対策として書きました単価を上げる事がまず最初にやるべき事で、もし下請け企業の方が元請け企業と交渉する必要が有るのでしたら、それは交渉担当者や社長の肝がどれだけ座っていて、迫力の交渉が出来るかどうかだと思うのです。
よく聞く元請け企業の仕入れ担当者のセリフに『この金額で納入出きないのなら他にも会社は有るので他所から仕入れますよ』ってやつが有りますけど、もしその台詞さえ使えば要望通りの金額になるなんて魔法の言葉のように感じてしまう下請け企業さんもいらっしゃるのかもしれませんが、そんなものは挨拶がわり程度で考えまして堂々と交渉すれば良いのでは無いでしょうかね?
私があまり軽弾みな事を書いてはいけないのかもしれませんが、もし価格交渉で本当に納入業者を切り替えられてしまったときに、三番目の対策をある程度先に考えておけば堂々と交渉に望むことが出来ると思うのです。
ですから順番としては先ずは単価が安くて儲からないので止めてしまって他で稼ぐ方法をある程度当たりを付けておきまして、それから単価アップの交渉なり実際に値上げに踏み切るなりの順番が単価が安くて儲からない対策では無いでしょうかね?
ただ他に単価が高くて儲かる商材の開発やサービスの提供も簡単な事では有りませんが、何処の企業もその辺りは理解した上で毎日頑張っているのですよね?
では皆様のご健闘をお祈り申し上げます。