ハローワークと内職

その昔は職業安定所(略して職安)が何の為にかは不明ですがハローワークと名称を変更して、まあやっている事は同じのようですが職業や仕事を斡旋する公的機関でしたら、どうせなら内職や請負の仕事も斡旋したら如何でしょうかね?

内職商法なんて言葉も有りますが、たぶん様々な理由で外に出て働けないけども経済的な理由で仕事はしなくてはいけない人も沢山居ると思いますが、ではそんな人が内職の仕事を探そうとしても何処に行って良いのか分からないと思いますし、どうもインターネット上に飛び交っている内職の仕事は得体の知れない仕事も中には混ざっているようですし、社会的弱者救済の意味からも、ハローワークで内職方面の仕事の斡旋をすべきではないでしょうかね?

たぶんハローワークなどの公的な機関での内職斡旋でもしない限り、内職商法は減らないと思いますし中間搾取なんてのも変わらなくて、中には時給換算しますと50円も満たないような内職で働く方が居るのは今の日本でおかしいと思うのですよね。

だって普通に外に出て働こうと思えば、街には無料の求人誌が各所で配られていますし、ネットには天職就職アルバイト情報のサイトが沢山有りますし、ハローワークが無くてもかなりの仕事の情報を集める事が出来ますが、逆に内職の仕事情報に関しては、とにかく少ないのが現状ですし、逆の視点で考えましても中小・零細企業が内職に出せる仕事が有って募集したいと思っても、なかなか良い媒体は有りませんから、電柱に”内職募集”とか工場の壁に”内職の仕事有ります”なんて掲示をするだけで待っているって感じになってしまうのでは無いでしょうかね?

ですから民間で出来る部分は民間に出来るだけ任せまして、逆に民間企業が経費的に出来なくて手が回っていないような、内職の仕事情報などをハローワークで積極的に斡旋していけば良いのでは無いでしょうかね?

多分そうすれば、内職商法も劇的に減るのではないかと思いますが、まあお役人達はなんだかんだと理由を付けてやらないのでしょうね?

追伸
時代劇を見ますと浪人と言えば内職として傘を張るか寺子屋の先生をするかって相場が決まっているのですが、つまりその傘張りの内職をしているのですが、あの内職は一体どうやって確保したのか良く分かりませんが、内職探しには苦労したのかもしれませんね。

それに傘張りの内職をやっている浪人はおしなべて赤貧の生活をしていますから、今も昔も内職の収入ってのは極端に低いのでしょうね。