減少する内職の仕事と斡旋所

民間の内職斡旋所でも応募者の増加と仕事の減少で開店休業状態に陥っているところも少なく無いようですが、景気の低迷によって消費が落ち込みますと当然の事ながら生産は縮小しまして、製造業関連の内職の仕事が増える訳もなく、景気が底を打って上向くまでは内職の仕事は減少や工賃の低下は結構出てくるのでは無いでしょうかね?

まあ実際の所では2000年に入ってからは工場の機械化、オートメーション化が進んだことや、中国やタイなど人件費の安い国に生産の拠点を移してしまう動きが加速していますので、昔ながらの手作業の手間仕事的な内職の仕事は減少の一途を辿ってきたところへ、2009年の世界的大不況で一気にその流れが加速して、相当の減少をしてしまったって感じでしょうかね?

何と言いますか食糧自給率は先進国中最低のレベルで、ものつくり工業製品で圧倒的な技術力を持っていた日本も何時の間にか工業製品まで輸入に頼るようになってしまって、物作りの底辺を支えていた内職者も仕事の激減によってその数を減らしているのが現状って事は、かなり問題が有る状態では無いでしょうかね?

なにせ仕事が無くなった時の保障と言いますと、派遣社員や契約社員と比べても圧倒的にと言いますか何も無い、請負契約ですが不安定この上がない状態で、安い工賃で働いてきて仕事が無くなったらお払い箱みたいな感じですから、困ったもので有りますね。

でね、内職の仕事が減って内職従事者が減少するって事は、当然ですが内職の斡旋所も元締めと言われる人達も収入の大幅な減少を余儀なくされてしまうので有りまして、その辺りの内職ネットワークもやがて消滅してしまうかも知れないですよね。

その昔は小さい子供がいるお母さんが自宅で内職をしているなんてのは結構普通に有ったようですけどね。

追伸
内職のような手作業の仕事はワークシェアリングによって仕事を分け合いやすい反面、元々の作業工賃が極端に安くて在宅ワーカーさんの収入が雀の涙からアリの涙になってしまいますし、しかもあまり分割してしまいますと、元締めの仕事量が増えて仕事が回らなくなってしまいますので、そう簡単にワークシェアリングも実行できないのですよね。

こーゆー状況が改善されるには、根本的には海外に出て行った日本の製造業が、日本にUターンで戻ってきまして、国内の工業製品をはじめとする生産量が増えて、労働力が必要になってこないと難しいので有りまして、そう考えてしまいますと内職の仕事が増加するのは当分の間は無理かなと思うので有りますね。