手作業の内職と報酬の不思議

時代劇チャンネルでのんびり時代劇を見ていたり、落語でも井戸の茶碗なんぞを聞いていますと、江戸時代から内職って仕事は有ったようで、仕事内容としては決まって手作業なのでありまして、傘張り・耳かき作成・縄をなって草鞋作りなどが主な内職の手作業で、暮らし向きはおしなべて貧しい生活をしていて、家宝をクズやさんに売却していたりもしていますから、間違いなく安い報酬に違いないのでありまして、まあ手間賃って言う位ですから安いのはもう世間一般に知れ渡って認知されているのでは無いかと思いますが、インターネット上には信じられない程の高収入の内職(在宅ワーク)の募集が出ているのでありまして、ビックリしちゃうんですよね。

中でも驚いてしまうのが簡単な作業を一日6時間やるだけで一日の稼ぎが2万円以上可能なんて、どう考えても頭の中で整理が出来ないような好条件が示されたりしている場合も有るのですが、はたして応募する人がいらっしゃるのでしょうかね?

少し冷静に考えれば、一日六時間の簡単な作業で二万円稼げるのでしたら、日給一万円で人を雇い入れれば5人も使えば一日差額分の5万円が収入になりますから、わざわざお金をかけて在宅ワーカーさんを募集して、働いて貰う事はしないで人を雇ったほうが確実に高収入を得られるのではないでしょうかね?

で何が書きたいかと言いますと、たぶん多くの内職斡旋業の企業や仕事を発注している会社や工場は、ちゃんとした真っ当な商売を行っていると思いますし、中には割の良い高収入の内職(在宅ワーク)も存在するのだと思いますが、ごく一部の悪徳な内職商法を行う業者によって、在宅ワーク全体のイメージが低下していると思いますし、内職を餌にした詐欺も無くならないのだと思いますね。

でね、人を雇い入れる場合はちゃんと都道府県別に最低賃金の取り決めがあって、募集内容の表現もどんどん厳しくなって参りまして、法令遵守しないと求人広告も出せない状況なのですが、内職の募集の場合ですと雇用契約もなくて基本的には個人事業主とと請負契約に準じますから求人のように規制が出来ないのは分かりますが、そろそろ行政側も何らかの手を打ちませんと、内職商法の被害者が増加したり、問題が大きくなるのでは無いでしょうかね?

追伸
うまい話はない、甘い話には裏があるなんて言葉は昔から有りますが、ついついとか、自分だけはしっかりしているから大丈夫なんて、罠にかかってしまう人も後を絶たないので有りまして、不況になると更にそーゆー話が増えるのは困った事なので有りますね。