パソコンを使った在宅ワーク
私自身が格好良く言えばIT関係の企業を経営しています関係上、それなりにホームページなんぞを公開していますと、案内を出さなくても何処で見つけて辿り着かれるのか、在宅ワークを生業とされる方より、仕事は無いかなって感じの業務提携のお願いなるメールを頂いたりする事が良くあるのですが、こっちが忙しくてネコの手も借りたいような時にはその手のメールは来なくて、景気が悪くなって仕事量が減っている時に限って、その手のメールが来るので有りまして、まあどこもそういう感じなんでしょうね。
で今回のコラムではパソコンを使った在宅ワークについて思うところを書いて見ようと思いますが、今から20年ほど前の1990年当時でしたら、もうパソコンで何か出来るって事になりますと、まあワープロが打てる程度であっても、それなりに一目置かれる存在になれたりした時代もありましたが、最近はもうパートやアルバイトで働くにも、事務職系の仕事であればパソコンが使えるのは当たり前って位になってしまいましたし、自宅にインターネットが引かれているって人も別に裕福な家ってものでも無く、失業者こそインターネットって感じですから、まあパソコンを使った在宅ワークを取り巻く環境も大きく変わってきたのでは無いでしょうかね?
まず一昔前までは派遣社員の規制が厳しくて一部の専門的な職種しか派遣が認められて居ませんでしたが、その中にはコンピュータを扱う職種も入っていたのですが、それも規制緩和で消滅致しましたが、パソコンを使った仕事ってのがどんどん、普通の仕事と言いますか付加価値の部分が認められなくなってきまして、作業量で賃金が算定される領域に入ってきた気が致しますね。
まあそもそもパソコンなんてのはソフトウェアをインストール致しませんと只の箱なのでありまして、パソコンが使えるって表現もそもそもおかしくて、今後のパソコンを使った在宅ワークってのは、特定のソフトウェアに熟知していて、いくらパソコンの扱いに慣れていてもおいそれと習得出来ないようなソフトが使えるって感じの在宅ワーク以外は、もっと単価が下がってきてしまうのではないでしょうかね?
追伸
一般企業にパソコンが広まってインターネットが普及しだしてからSOHOって言葉が生まれまして、内職から在宅ワークって言葉に変化していったような気が致しますが、最初のうちは在宅ワークで悠々自適の高収入も全然夢でなかった時代がありましたが、どうやら思い切り待遇は下降気味のようですね。