針仕事の内職

まだ日本の一般家庭にミシンが普及し始めた頃の日本のお母さんの正しい内職と言いますか、在宅の仕事の王道と言えば針仕事、洋裁に和裁って感じでこの手の仕事をやっていたご家庭が随分多かったと思いますけど、今やすっかり中国とか台湾で大量生産された洋服が大量に日本に入ってきてしまいまして、昔ながらの針仕事の在宅ワークはすっかり影を潜めてしまいましたよね?

何でもその昔は針仕事がしっかり身についている事が花嫁修業の一つだったようで、針仕事がちゃんと出来ていれば勿論家族の着るものも自分で何とか出来ますし、家計が苦しくて何とか外でお金を稼ぐ必要が出てきた時には、縫い物の仕事が出来るって感じのまさに主婦業の内職、今で言います在宅ワークの王道だったのですが、今ではすっかり王者の座から転落してしまっていますよね?

でね、一般的にはそのまま針仕事ってもの自体が絶滅はしないまでもとっても小さな市場になってしまうって思われているのだと思いますけど、エコロジーとか地球環境とかエコ意識なんてものがもっと進んできたら、着ていた洋服を直して使うとか古着を再生利用するとか、針と糸が復活するような気もしますし、そーゆー方向に向かっていっても良いのでは無いかなって思いますね。

なにせ何も考えないで生活していますと洋服ってのはユニクロへ行って購入する物で有って、決して布と針と糸だけで誰にでも作れる代物じゃないって思ってしまうほど、既製品の服が全盛の時代なのでありまして、最近ではお母さんお手製のお洋服を着ている子供ですとか、つぎあてだらけの洋服を着て鼻水を垂らしている子供なんてめっきり見なくなってしまいましたからね?

鼻を垂らした子供の存在はさておきまして、針仕事に自信が有る日本人はすっかり減ってしまったのでは無いでしょうかね?

追伸
私が物心ついた頃には家に足踏み式のミシンがあって、そいつがカタカタ動くと何らかの作品が出来上っていたのでありますが、何時の間にか足踏み式ミシンは姿を消してしまいまして、その代わりに電動式のミシンがやってくる事もなく、いつの間にか針と糸が登場する事もすっかり見なくなってしまったのでありますけど、ノコギリと釘と金槌で何か作るってのがすっかり趣味の世界にしか残っていないように、着る服もすっかり工業製品を買ってくるって認識が普通になってしまいましたよね。

個人的にはお母さん(主婦)の内職や在宅ワークとしては針仕事が一番ぴったりと来て、何だか良い雰囲気だなって思うのですけどね。