人を雇うリスクについて

ある人に言わせますと一千万円の物品を購入するよりも人を採用するリスクのほうが全然高いのだそうで、確かに私の過去の経験からも使えると思って入社させてみたら全然使えなかったとか、もちろんその逆のあまり期待出来ない様子だけど人が足りないし他に応募も無いので採用してみたら予想に反して結構仕事が出来たり、事前にカタログを見たり説明を受けて購入する物品よりも人を雇い入れる方がよほどリスクが高いのですよね。

よく急成長した企業が数年後に業績悪化して倒産してしまう理由の一つに、人材育成が行き届かなくて会社の規模に対して社員のレベルが追いつかなかったなんて事も有るようですが、これは人を採用する場合のリスクが表面化してしまったって事ではないでしょうかね?

私もサラリーマン時代は拠点長をやっていましたし、零細企業を経営して10年以上になりましてかれこれ15人くらいは中途採用の決断をしてきたのですが、なにせ履歴書と職務経歴書と簡単な入社試験、それにせいぜい1時間くらいの面接で決めるわけですし、履歴書や職務経歴書の内容について検討はしますが虚偽かどうかのチェックまではしないわけですから、上っ面部分くらいは応募者の事が分からないままで、入社して実際に働いてみてもらわないと分からないってのが実情なのですよね。
※伝え聞いた話ですと大手企業などの中には内定段階で興信所などを使って素行調査を行うようですが流石にそこまでは簡単に出来ませんからね。

まぁどこの企業も一応は試用期間などを三ヶ月とか設けまして試用期間中に問題ありと判断した場合は制式採用を見送る仕組みが有るのですけど、そうなりますと再度採用募集の手続きを行うなどの作業が発生してしまいますし、自分が審査して採用を決めた人間をやっぱりダメって言い出すってことは、私は人を見る目がありませんでしたって宣言するみたいで躊躇してしまうのですよね。

話は変わって今の日本は不景気で派遣村と呼ばれる職を失って住所もない人が集まっている場所がありますけど、そこにいる人たちの働き口はなかなかうまく見つからないようですよね。

はっきり言ってしまえば人を雇い入れるリスクを考えましたら派遣村の人を雇い入れるよりも、ちゃんと住む場所を持っている人を雇い入れるのが経営者のとる選択だと思いますよね。

ですから派遣村の解決を目指すのでしたら、試用期間中の給料を国で面倒を見て試用期間中の解雇も簡単に出来るくらい致しませんと、何時まで経っても派遣村のような存在はなくならないのではないかなって思いますね。