就職とむしろ鶏口となるも、牛後となるなかれ

新卒での就職活動でしたら中途採用よりも多少は自分の希望する職場を色々と物色出来るのではないかと思いますが、たしか中学校だかの国語の授業で”むしろ鶏口となるも、牛後となるなかれ”なる漢文だかを習ったことを思い出すのですが、今にして思い起こせば公務員で身分が安定している先生が、大きの組織の後ろに所属しているのよりも、小さい組織の頭になれって言われてもなんだか説得力が無いような気がするのですけど、とにかく今でも頭には残っていますのでちゃんと授業を聞いていた真面目な子供だったのでしょう。

さて、中学生から時は流れて高校卒業段階ですとか大学卒業致しますと基本的には就職先を見つけて社会に出ていくのでありますが、進路指導の先生が国語の先生であったとしてもまずむしろ鶏口となるも、牛後となるなかれとか言い出す先生はいないのでありまして、やはり安定して大きくてできれば名前が世間に知られている企業なら安心だって事になるのでありまして、これは就職先を探してリクルート活動をしている学生さんも同じなのでありますね。

私もこの傾向を否定することも出来ますが、鶏口になる場合におきましても最初に名前の通った大企業に就職して10年とか働いてからの方が中小企業に転職するにしても転職活動が楽なのでありまして、逆に最初に零細企業に新卒で就職してから名前の通った大企業に転職したいと思って至難の業なのでありまして、そう考えますと最終的に鶏口になるにしても最初は牛後に飛び乗ってしまった方が有利って事になりますよね。

本当は学生起業みたいなものがもっと出てくると経済に活気が出てくるのでありますが、起業して成功する確率は非常に低いのが現状ですし、アイデアだけで成功出来るほど世の中甘くはなく、ある程度の資金と人材が必要ですからね。

私が思うに牛後(大企業)に首尾よく入社できて、どこかで思い切って鶏口になるには30代なかば位がちょうど良いタイミングではないかと思いますが、一般的には男性の場合でしたらこの年代では結婚して子どもがまだ小さくて、しかもマイホームを手に入れるにも適当な時期ですから、おいそれと牛後(その頃は牛背かな?)から飛び降りて起業して鶏口になるにはリスクが高過ぎますけどね。

もし巷で話題に上がることが多くなったベーシック・インカムが本当に導入でもされましたらまずは大企業に就職するも途中で独立する人が増えて、大企業に就職もしやすくなるし社会も活気が出てくるのでは無いでしょうかね?