転職と適正と損得勘定

隣の芝生は青く見えるなんて言葉も有りますし、外部からみていてあんなに立派で働きやすそうだと思っていた会社にいざ転職してみると、外見とは裏腹に内情は知っていれば転職なんてしなかっただなんて話はそれこそ山のように有るのではないかと思いますが、今回のコラムでは転職の適正と損得勘定について考えて見たいと思います。

さてその昔はよほどのブラック企業でもない限りは、年功序列の給与体系とか勤続年数に応じて支給される退職金の額ですとか、諸々の理由によりまして転職ってのは損得勘定で考えると損する場合が多いので、よほどの理由がない限り止めておいたほうが無難ってのは世間一般の意見だったのではないかと思いますが、年功序列の給与体系から能力主義の成果配分に移行しつつ有りますし、たしか昔聞いた話では学校を卒業して定年退職まで同じ会社で働く人ってのは半分程度まで落ちているって話ですから、情勢的にはやみくもに転職は損だから止めておきましょうって時代ではなくなったような気がしますね。

ただし私が思うに上昇志向の転職と言いますか、今勤めている会社に引き留められるくらいの技術とかスキルとか人脈をもっている状態で次の企業から誘われるとか、引き抜かれるくらいの状況があればよいのですけど、なんとなく今の会社で上手く行かないとか上司が気に入らないレベルの転職では、トータルで結構なマイナスになってしまう場合が多いのではないでしょうかね?

まぁもちろん結構な割合で収入よりも仕事のやりがいとか職場の人間関係を重視する人がいらっしゃるのも事実ですから単純に収入だけでは推し量れないのですけどね。

しかしまぁ一般に大企業と言われる企業でも倒産したってニュースが年に何回も流れるご時世ですし、今勤めている会社も今は儲っていても自分が定年退職するまで存続しているかどうかも予測できない場合が多いですし、とはいえ転職ってのは三十代から四十代の前半までがピークみたいですし、まったく大学を卒業して一流と言われる企業に就職しても先が不確実なんですからサラリーマンの方々は、安定していても危機感だけは持っていて損はないでしょうね。

追伸
景気が上昇中の時ってのは人材も不足しますから、少々問題が有る人物でも好待遇で雇用される場合も少なく無いと思いますし、逆に不景気な時は採用する側の目も厳しくなって、本当に実力を持った人でないと簡単には良い条件で転職できないのでありまして、やっぱり最後に頼れるのは自分って事になるのでしょうかね?