公務員の中途採用

基本的には国家公務員でも地方公務員でも一種の特権階級なのでありまして、倒産もリストラも無縁の世界ですしボーナスが大幅にカットされることも有りませんし、特に男性の場合は婚活でもきわめて有利なので有りまして、希望者が殺到して狭き門なのはわかるような気が致します。

さて一度は民間企業に就職したけどやっぱり安定志向と言いますか、中途採用での公務員を目指す人も随分といらっしゃいましてこちらも随分と狭き門ですよね?

伝え聞くところによりますと特に地方公務員の場合は縁故採用とか紹介者の存在が幅をきかせているような噂も耳にしますし、公務員の家庭に育った子供はやはり就職先が公務員になる場合が多いらしくて、この辺りはやはり大幅な改善が必要なのでは無いでしょうか?

まずね縁故採用を極力排除するために、公務員の中途採用に関しては筆記試験と面接での採用決定の順序を逆にするんです。

例えば採用枠が3人だったとしたら、先ず先に面接試験を行ってしまいまして(応募者が極端に多数な場合は一次試験による足切りは必要でしょが)、応募者の中から30人を次の筆記試験過程に進めるのです。

でこの筆記試験は最終決定の場に致しまして、点数により上位の3名を決定することに致しまして、縁故採用を排除するわけです。

なぜならば想像するにまず先に筆記試験を行ってから、最終的な選考はなんだか基準がはっきりしない面接試験で中途採用者が決められているようで、これでしたら採用面接官が職場での人間関係も有りますし、組織内に縁故者が存在するほうをどうしても採用してしまうと思いますからね?

ついでにもう少々意見を書きますと、公務員は雇用の機会を均等にするために新卒採用者を減らして例えば社会人経験5年以上とかの中途採用枠を広げた方が良いと思うのです。

理由としてはどうも景気の変動によりまして卒業する年によって、就職氷河期だったり逆の場合だったりとても許容出来ないほどの温度差が生じているのが現実ですから、これを少しでも緩和するためには民間企業では無理なので、新卒の採用枠を大幅に減らしてその代わりに中途採用を増大させまして、救済じゃないですけど敗者復活のような形が取れると良いと思っているのですけどね?

追伸
先日のニュースで国家公務員の採用枠を来年度は大幅に減らすのだそうで、これは中途採用枠を増やすのではなくて天下りが出来なくなって途中で退職する人が減少したために新卒採用を控えるのが真相だそうで、なんだかどこか間違っているような気が致します。