斜陽産業と就職先
商品や製品にはプロダクトライフサクルってやつが有って過半数の商品やサービスが別のものに置き換えられてしまったり淘汰されてしまうのでありますが、産業におきましても時代の流れとともに消え去っていく運命に逆らえないで消えて行ったりするのですけど、とにかく今回のコラムでは斜陽産業について考えてみようと思います。
さて二昔前のちょうどすっかりカラーテレビが普及して家庭用ビデオデッキが普及しだした頃には映画産業、特に日本映画は斜陽産業だなんて言われていた時期が有ったような気が致しますけど、宮崎アニメを始めとするアニメ映画が頑張ったり致しましていつの間にか盛り返してきていて結構産業として安定していたりして、中には斜陽産業と言われてもどっこい生き残っていたりしている場合も有りますけど、石炭産業ですとか細々と残ってういるけど既に産業とも言えないほど衰退してしまっている場合も少なくないですよね。
でテレビとか新聞とかの既存のマスコミってのはインターネットの急速な発展でボヤボヤしていると晴れて斜陽産業の仲間入りしちゃいそうですし、化石燃料を使った内燃機関で走る自動車産業はどう考えてもあと20年もすれば、他の仕組みに置き換えられていると思いますし今は社会で大きな顔をしている産業も何十年かしたら主役級の座を追われて脇役とか前座さん状態になっているって事も不思議じゃないですよね。
でね大学でも高校でも学校を卒業致しまして人気就職先ランキングにランクインするような人気企業に就職致しまして、素敵な相手を見つけて結婚してマイホームを手に入れて子供も生まれて養育費がかかるようになったところで、運悪く自分の勤めている企業が晴れて斜陽産業の仲間入りなんて事になりまして、賃金カットやリストラが始まって住宅ローンが払えなくなったり転職に苦労するなんて事は絶対に有り得ないとは言えないので有りまして、そのあたりは先々まで考えて就職先を考えないといけないと思いますね。
ただ斜陽産業入りした業界で一社だけ生き残って営業を継続している場合はもしかしたら新規参入が無い一社独占の安定した売上を確保している企業って場合も有りますから、先々まで考える必要はあるけど斜陽産業は絶対にダメだとは言い切れないのですけどね。
そんな訳で就職難の時代でしたら選り好みを言ってはいられないのかもしれないですけど、なにせ人生は短いようで長いですから高齢になってから苦労するのは大変ですからやっぱりそれなりに先を考えないといけませんよね。