派遣労働者、過去最多に思う

派遣労働者の数か212万人となり過去最高の数だそうだ、しかも派遣労働の料金は下落だそうだ。
企業にとって、正社員を雇うと諸経費がかかり仕事が減っ てもそう簡単に首は切れないが、派遣労働者はコストが安いし、仕事の量に応じて流動的に労働力を確保できるから、派遣労働でまかなえる仕事は派遣社員にや らせて、正社員は必要以上に増やさないでおこうとする流れは当分止まる事が無いと思う。

働く側から見ると、組織に縛られたり人間関係の問題で派遣で働きたい場合は良いが、どうも安定した正社員で働きたいが、正社員での就職は中 々難しいし収入は必要なので派遣でも仕事が出来るなら働いておこうとさえている方も現実多いと聞く。

派遣労働の料金下落が少しばかり気になるのだが、派遣労働の労働形態が世の中に出てきてまだそれほどの期間が経っていないと思うのだが、早 くも料金下落はどうかと思う。

派遣労働の世界は労働売買的なイメージや、臨時雇い的なイメージを持たれないように専門職やスペシャリストを派遣するイメージで世間に訴え てきた筈である。
資金的に沢山のスペシャリストを抱えておけない中小企業などは、本当のスペシャリストで有れば、それに見合った料金を支払って利用をする需要は多く多く存 在すると思うんです。

実は弊社でも数年前にとあるソフトを開発し流通業界に販売促進に苦労 した事が有りましたが、流通業界に関しては初めての市場でしたので苦労しましたね、○○業界の○○に詳しい人を立ち上げ段階で1年間とかスペシャリストが 欲しかった時があるんですよ。

派遣する労働者の質を高めていこうとすると、それは求人にお金をかけて良い人材を多数確保するのか、契約の派遣労働者に対して研修や能力開 発を行うなりでコストが当然かかってくるものである。

コストがかかれば当然、派遣労働の料金は下がってくる事は無いのであるが、業界全体で料金の値下げ競争になってきているとすると、スペシャ リストの派遣を望んでいる企業は離れていってしまうわけだし、スペシャリストの派遣をやろうとする正しい派遣業者は値段で駆逐されていってしまわない事を 願ってしまうのであります。

追伸

元来、派遣社員を利用できるのは高度な専門的な知識を要する職業に限定されていたのですが、規制緩和によってその枠が廃止されて、 いつの間にか派遣社員の主たる労働の場所は単純労働作業や、製造の現場になってしまいました。

それも正社員の数を減らして派遣社員で賄うといった手法で、人件費は固定費から流動経費に姿を変えてきていまして、労働者が手にす る賃金はどんどん下がっているので有ります。

そんな事が進んできましたら、労働者の可処分所得が下がって購買力が低下して回り回って経営に影響をすると思うのですが、社会保険 労務士や会計士や派遣斡旋企業の口車に乗って、どんどん正社員の比率が下がって、派遣社員が増加していく一方なのが今の日本の現状で、将来の明るい光を見 出すのが難しくなってきたので有ります。