賃上げ交渉について考える

ちょうど今は春闘の時期でこのコラムを書いているのですけど、組合がしっかりしている企業でしたら労働組合が賃上げ交渉を行うことになりますけど、多くの会社が社長の一存で賃上げや場合によっては賃下げになる事も多いでしょうし、中には給料の安さに憤慨して経営者に直談判して給料を上げてもらったなんてかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

経営者ってのは相当儲かっていませんと、いやいあや儲かっていてもなかなか資金繰りについては安心出来ない場合が多いですし、簡単に賃上げしたとしても後になって業績が思わしくなくなってから賃下げなんてやるハメになってしまいますと、従業員のモチベーションは下がりますし下手すると出来る社員が退職してしまったりなんて事もありますから、余り気前よく賃上げしてあげるって訳にもいかないのですよね。

もちろん従業員と致しましてはそりゃもう給料は1円でも多い方が良いに決まっているのでありまして、今の世の中はお金が無いと生活出来ないですからね。

でね本題の賃上げ交渉なのですが社員数が多ければ多いほど従業員が一致団結して?あるていど経営陣に賃上げ要求が出来る場合もありますけど、中小企業でしたら下手に賃金のことで会社に要求なんて致しましたら、会社に楯突くって目で見られかねませんからね。

思うに賃上げってのは経営者にとっても従業員にとっても頭の痛い問題ですし、金が絡むと人が変わるって場合もありますから、普段からガラス張りの経営をして経営状態をオープンにしておくか、完全に社長のワンマンで乗り切るしかないのかなって思いますね。

しかしまぁ今の大不況ですから賃上げどころか来月の資金繰りに頭を悩ましている経営者の方も日本中には実に大勢いらっしゃると思いますし、かといって経営状態をオープンにしたり経営が厳しいことを顔に出したり致しますと、たちまち不安が会社の内外に広がって致命的なダメージを受けてしまいますので、とっても難しいのですよね。

そんなわけですから、それなりに経営が安定しているときに給与体系をしっかり取り決めしておくとか、ガラス張り経営を目指すとかしておいたほうが良い企業も沢山有るのではないかと思いますが、給与体系なんてしっかり取り決めをしたら後で業績が悪化したときに困るのではないかなんて心配もまた出てきてしまうのでありまして、昇給とか賃上げとか給与体系ってのは本当に難しいのですよね。