甘い収益モデル予測

フランチャイズ本部のオーナー募集には夢を持たせる?収益モデルが掲載されていますが、ぱっとみて分かるほど甘い収益モデルが堂々と掲載されているに驚きますし、そんなに儲かるのでしたら自分で銀行から資金を調達するのも簡単でしょうから、直営店を増やしてたっぷり稼げば良さそうな物ですが、兎に角今回は甘い収益モデルについて考えてみようと思います。

まず売上高ですが一般的にはモデル店を例に出していますが、最低限全店舗の平均売り上げを記載すべきでしょうし、店舗形態や面積による売り上げ分布は必要でしょうし、商売なんて物は年間を通じて売り上げの波があるのが当たり前の話でして、売れる月と落ち込む月では場合によっては倍以上の売り上げの差が出てきてしまいますが、どうもフランチャイズ募集での収益モデルの提示はさっぱり根拠のない数字が多いような気がします。

実際に本部に加盟を前提に出向くなり致しまして、収益の確認段階で具体的に全ての数字を出してこないフランチャイズ本部は信用してはいけませんし、後々裁判になったときのことを考えて、必ず書面又は見せられた資料のコピーは貰っておく事ですね。

※収益モデル予測の売上高はかなり重要でして、販売する商品やサービスの単価を考えて本当に実現可能かどうかもよく考えて下さいね。

次に諸経費関係ですが人件費が運営ぎりぎりの人員でしか計上されていなかったりこちらも過少計上されていると感じる場合が多いですね、最初から正社員の雇用は考えていなくて、オーナーを無料の従業員としてカウントしていたり、正社員を雇う事は一切考えていなくて、ぎりぎりの人員配置をパートやアルバイトだけでまかなおうといった感じが多いですね。

パートやアルバイトの活用は結構な事ですが、間違いなく入れ替わりが有りますので普段から余裕を持った人員を確保しておきませんと、ちょっとパートさんが風邪で休んだり、退職しただけでお店が回らなくなってしまう場合も多いのです。

諸経費に関してもう少し書きますと、税金、租税公課について記載のない場合が多く、その他経費とか雑費の金額ではどう考えても税金の支払金額には少なすぎますし、脱税でもさせるつもりなのでしょうか?

今まで会社経営をした経験がない人は、いい加減な収益モデル予測を簡単に信じてしまうかもしれませんが、忙しければ自分で帳簿を記載できなくて税理士や会計士に対する支払いも出てきますし、企業として営業をしていますと驚くほど出費は多岐にわたって出てくるのでありますね。

そんな訳で収益が出過ぎているような収益モデルの予測は要注意なのです。