移動販売のフランチャイズ

焼き鳥にメロンパン、総菜にお好み焼き、たこ焼きにイカ焼き、アイスクリームに焼き芋など軽自動車などを小型店舗に改造してスーパーの駐車場などで販売する移動販売をフランチャイズにしてオーナーを募集しているフランチャイズ本部は多数有りますが、今回は移動販売のフランチャイズについて思うところを書いてみようと思います。

まず個人的な感想からですが、焼き鳥をはじめとする移動販売の歴史はかなり古く、ルーツは焼き芋ではないかと思うのですが、今は焼き芋の販売のように移動しながらというよりもスーパーなど人の集まるところに出店させて貰って販売する形が一般的ですが基本的に成功するかどうかは商品力+ロケーションと言いますか出店場所が両輪でどちらが欠けても失敗するでしょうね?

商品力に関して言えば物珍しさで最初は売れても同じお客が月に一回は購入してくれませんと、中々売り上げは安定しないといいますか、最初の一ヶ月は売れてもその後売り上げが落ちてしまいますし、季節による売り上げの変動が激しい商品の場合も売れない月は大変な事になってしまいますので、フランチャイズ加盟前に既存店の一年間の売り上げの推移を確認すべきでしょうし、自分でも固定客になれる商品かどうかをしっかりと判断すべきでしょうね?

個人的には焼き鳥などのようなポピュラーな商品ではない、ちょっと珍しいような商品ほど慎重に考える必要が有るでしょうね?

ロケーション、出店場所についてはフランチャイズ本部が責任を持って市場調査の上確保してくれる場合と、加盟店に任せてしまうフランチャイズ本部に分かれるようですが、誰もが思うはずですがフランチャイズ本部が責任を持って市場調査をした出店場所を確保してくれないと、加盟店さんでは難しいでしょうし、フランチャイズ本部が場所を斡旋してくれるとしても、売り上げが予測値を下回るような場合に、ちゃんとフォローしてくれるかとか別の場所を探してくれるかなどは加盟前に確認をして約束を取り付けておく必要が有るでしょうね?

なにせ売れない場所ではいくら頑張っても赤字になってしまうだけですからね。

ついでに書いておきますと移動販売のフランチャイズの場合おおむね販売単価が低い場合が多く、単価が低くてもまとめ買いを望めるような商品で無い場合は忙しい割に売り上げ上がらないと言いますか、将来的に人を雇って事業をする事が出来ませんので、オーナー=労働者で終わってしまうと思います。

まあそんな処に注意すべきだとお思いますね。

追伸
相変わらず移動販売車の斡旋を不当に高く設定しているフランチャイズ本部が多いようですね。
自分でもちゃんと原価を調べてみて、必要以上に高く設定している場合は、移動式の販売車の斡旋で利益を上げようとしているフランチャイズ本部ですから、ロクな本部ではないと思いますよ。