単品商売の危険性

専門外への進出による経営の多角化と併せて、単品商売も非常にリスクが高い経営状態だと言われまして、確かにその昔の牛丼チェーンの吉野家はアメリカからの牛肉の輸入がストップした際には、創業以来の危機を迎えたと聞きますし、確かに単品商売はプロダクトライフサイクルの事とか、市場や消費者の嗜好の変化だとか、原材料の確保の事とかリスクを上げていけば結構出てきてしまいますが、かといって個人や少人数で事業(企業)を運営していく場合ですと、多角化なんて無理ですし、単品商売で勝負して行くしかないのが実情なのでは無いでしょうか?

若干私自身の話を書きますと中小企業向けを中心としてホームページ作成代行業で事業をスタート致しましたが、徐々にホームページ作成代行業の比率を低くしていたお陰で、2008年末から2009年にかけておきた、100年に一度とも言われる大不況でも何とか切り抜ける事が出来る見通しですが、ホームページ作成代行業の単品商売でしたら、たぶん倒産していたと思います。

まあ未来永劫無くならないと思われていた商売でさえ、流通形態の変化で旧態依然のやり方では太刀打ちできなくなってしまう事だって有りますし、別の事業や商材に手を出すかどうかの判断は後でする事にしまして、特に単品商売で商いをやっている企業ほど、将来の予測を定期的に冷静に行うべきでしょうね。

でですね、企業の規模によって対応が変わってくると思いますが、単品商売の危険性を回避する為にある程度の企業規模であれば、徐々に本業を圧迫しないように注意して別の事業やサービスの提供を試みれば良いと思いますが、それが出来ない場合は身軽さで勝負と言いますか、急ブレーキをかけて方向転換できるだけの、素早さを意識しておくべきでしょうね?

つまり企業規模が小さくて、従業員が少ない又は経営者が一人で営業している場合ですと単品商売の危険性が分かっていてもマンパワーが足りませんからおいそれと、手を広げる事は出来ませんし、そんな事をしたらかえって本業まで傾いてしまう危険性が出てきてしまいますから、小規模故の身軽さとか変わり身の早さでいつでも勝負できるようにしておく事が、唯一の対応策ではないでしょうかね?

最近になって思うのは結構社会情勢なんてものは簡単に変化してしまうものでして、だからこそ商売は難しい反面、面白くて何処にチャンスが有るか分からないなってのが私の素直な感想ですね。