牛丼業界の消耗戦とフランチャイズ本部の選び方

日本国民に安い値段で牛肉の美味しさを伝えてきた功績がとっても大きいと思う牛丼業界ですが、気がつくと仁義なき戦いと言いますか激しい価格競争による消耗戦に突入しているのでありまして、並盛の牛丼が二百円代で提供されるなんてどうも勝者なき戦いに突入しているように思うのですよね。

さてファーストフード関係ですとか飲食店チェーン店の展開を考える場合に、例えば牛堂チェーン店とハンバーガーショップとラーメン店は一応は外食産業のライバルって事で昼飯に牛丼を食べに行く人が増えればその分だけハンバーガーショップやラーメン店の売上がダウンするって理屈にはなりますけど、いくら好きでも安くても流石に毎日昼飯に牛丼は食べられないので有りまして、そーゆー意味では同業社内の方が激しいライバル関係って事になりますよね。

で吉野家・すき家・松屋の牛丼御三家が牛丼客を値段で奪い合っているような状況が発生しているわけですけど、まぁ3つとも食べた経験が有りますがどれも甲乙がつけられないと言いますか、牛肉とタレはどれも万人向けに研究されて調理されていますから、どれも抜きに出た感じがつけられなくてユーザーとしてはどれでもOKで安い店に行きましょうって事になるのでしょうね。

って事はですね例えばあなたがこれから飲食関係で独立しようと考えているのだけど、一切合切を自分の裁量で行うのは自信が無いのでどこかよさげなフランチャイズに加盟して独立への第一歩を踏み出そうって思った場合に、もちろん資金とか商品力とかフランチャイズ本部の信用性とか色々調べて検討するのでしょうけど、将来的にどこかよそのフランチャイズチェーン店と価格競争によって消耗戦に突入する危険性が無いかどうかってのは推測する必要が有るかもしれませんね。

特に新しく立ち上がったばかりのフランチャイズチェーン本部の場合は、よほど商品に独自性が有ってしかもマネがしにくい商品でない限り儲かるとなったら直ぐに新規参入が相次ぐのが常なので有りますし、万が一消耗戦に突入して今いますとどちらかが撤退するとか相当のダメージを負わないと終結しないので有りまして、企業の生存競争は甘くはないのです。

なにせ新しく立ち上がった市場ってのはすぐに消えて無くなるか、もしくは発展期が有って必ず生存競争が有った後に安定するって繰り返しなので有りますから、今まさに生まれたばかりのビジネス形態ってのは歴史に中に埋没して消えて行くか、発展するけれど10年以内に業界内に淘汰の嵐が吹くかどちらかの場合が多いのでは無いでしょうかね?