棚ぼた

売りげが出来る方法の一つ(見えない努力が報われる場合も多い)

見込み客は全然無いし午前中の予定はないし、上司の目もあるから社内で資料を作るフリでもしていると、目の前の電話がなりまして見知らぬ人からの電話。

あの~お宅の製品を大至急欲しいのですけどどうすればよいのですか?

営業マンの目の前に棚から牡丹餅が落ちてきた瞬間で有りますが、営業職にとっては何ヶ月も営業に通って苦労の末に受注した売り上げも、棚ぼたでの売り上げも評価は一緒ですし、棚ぼたの方が粗利益が良かったりするわけです。

棚ぼたとは棚から目の前にぼた餅が落ちてきまして、何の苦労も努力もなしにおいしい思いをする状況をさして営業現場ではやっかみの気持ちが強く出ていると思いますけど、運も実力のうちって言いますからね?

でね私が思うに棚ぼたの売り上げってのは遠い昔に営業マン、それは棚ぼた売り上げを受け取る営業マンなのか違う人の場合もあるかと思いますけど、その時は全く売り上げに貢献しない些細な行動が何年か後になってぼた餅に化けて売り上げに貢献する場合も有るのではないかと思っています。

例えばね半年前に開催した展示会でブースに立ち寄って名刺も交換しないでカタログだけを持ち帰っていて、相手がわからないので営業マンは全く覚えていない見込み客のリストに入っていない人だったり、客先でたまたま来客としてフロアの隅っこにいた人とかね。

だってね棚から落ちて来るってことは誰かがそこにぼた餅を置かないと落ちてくるわけないですし、少なくとも原料である砂糖と小豆ともち米はどこかから出てこないとおかしいですからね?

ですから棚ぼたの売り上げを上げる方法ってのは、ほんのちょとした直ぐに売り上げに繋がらない活動ですとか、行動がいつの間にかぼた餅(売り上げ)に変化するって事で、変化する過程は誰にも分からないし、何がどう作用するのか全く予測もつかないって所でしょうかね?

追伸

売りげが悪くてどーしようもない時に本当に棚ぼたの売り上げが落ちてきたらそれは嬉しいことですけど、単に何の売り上げにも結びつかない石ころを勝手にぼた餅と勘違いして、そっち方面に全勢力を傾けてしまう営業マンも存在するのでは無いでしょうか?

単に冷やかしのお客で買う気なんて最初から全然なくてお金だって購入できるだけの金額も持ってないのに、売り上げが悪いものですから来月挽回するために見込み客を作る行動もそっちのけで売れもしないお客を必至になって追いかけちゃうわけです。

営業成績が最悪ですとそんな行動に走ってしまう事もよくありますから十分注意しましょうね。

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