巣ごもり景気とネットショップ(2)
ごく普通の人がインターネットで買い物をする人が増えて来て大手ネットモールでは過去最高の売り上げを記録していまして、一部の評論家の話では巣ごもり景気の一環って話ですが、私の感想では家電製品を始めとして、店舗をかかえて運営している量販店よりも、インターネット上の仮想店舗のほうが送料を支払っても安いので、そちらに買い物客が流れたってのが正解だと思いますね。
もちろん物によっては実際に商品を手にとって見ないとよく分からない場合も有りますが、店舗で実物を見て実際に購入するのは、値段の安いインターネット上の店舗ってやり方も有りますし、安い上にインターネットで買い物をした場合は、玄関まで配達してくれるわけですから、これまたネットショップに軍配が上がってしまうのですよね。
ですから今後、景気が良くなって来たとしても店舗運営での販売はネットショップに食われていく流れから脱却できないと思いますし、有効な打開策を見出すのは難しいのでは無いでしょうか?
例えば店頭での店員の接客ですが、私のように店員さんには出来るだけ声をかけないで放っておいて欲しいと思うお客のほうが多いと思いますし、商品知識に関しても今のお客は多くがインターネットに接続が出来て、メーカーのホームページなどでかなりの知識を詰め込んで居ますので、太刀打ちできるお客の数は限られてくると思いますし、なにしろ店舗運営とインターネットショップではコスト競争で太刀打ちできないところまで来てしまったのではないかと思うのですよね。
※ ネットショップの運営では全ての在庫を持っていなくても、売れ筋商品以外は注文を受けてからメーカーへ発注してメーカーから直送で処理できますし、店頭に置いておいて展示品として原価割れで販売するリスクも有りませんし、店員一人あたりに処理できる販売量が全然違いますしから、コストに相当の開きが出てしまうわけです。
家電に関して言えば全国各地に進出した大手家電量販店が地域の小さな電器屋さんを淘汰して、我が世の春を謳歌したのもつかの間で、気が付いたらネットショップへ購入客が移動し始めていたって所でしょうかね?
追伸
大手チェーンの家電量販店は全国に店舗展開をして物流システムを整えてから、ネットショップの脅威がクローズアップされてきてしまいまして、今後の展開をどうしようかと思案しているのでは無いでしょうかね?内心は店舗を増やさないでネットでの販売に注力すれば良かったと思っているのでは無いでしょうかね?