小さな作業もしっかり請求
大した作業じゃないし請求書を発行するのも面倒だし、まぁちょっとした作業までしっかり料金を請求してしまうと、もしかしたらお客に嫌われて今後の取引が無くなるかもしれないし、損して得取れって言葉も有るくらいだから、今回は無料サービスにしておきましょう、なんて事をやっていますと何時の日かその企業は確実に潰れるのではないかと思います。
まぁ趣味でやっている感じが強い仕事でしたら、そりゃまぁ本人の自由なのでは有りますが、前にも何処かに書きましたけど損して得取れって言葉を軽はずみに信じてはいけないと思いますし、仕入れ原価が無いような作業系の仕事の場合こそ特に原価計算を厳密に致しませんと、一日に働ける時間はどんなに頑張っても一日に16時間くらいが限度で、赤字体質が慢性的になってしまうと思いますよ。
ホームページ作成代行の場合を例にとって考えて見ますと、例えばとあるページに文字を数文字だけ追加するような作業だと仮定してみましょう。
私の場合の作業としては先ずFTPソフトを使ってWebサーバー上のデータをダウンロードして、修正を加える時は必ずバックアップの作業が発生して、ソフトを立ち上げて文字を追加してWebサーバーへFTPソフトを使ってアップロード、スムーズに出来たとしてここまでの作業で約15分くらいでしょうか?
他にも場合によっては動作チェックが必要になったりする場合も有りますけど、書き換わったかどうかのチェックや客先へ修正完了の連絡など、何だかんだで20分程度の作業には必ずなってしまうのですけど、こーゆー作業こそちゃんと請求しないと駄目だと思いますね。
何と言いますか、幾ら請求するかどうかはさておきましおて軽微な作業だからって事で請求しないで居ると、不思議な事にお客のほうもそれが当たり前のような感覚に徐々になってきて、気が付いたら無料サービスでの作業が結構な量になっているってのが現実には多いのでは無いでしょうかね?
勝手に想像するに、そんな小さな無料サービスも一ヶ月単位になると、数時間の作業時間に達して居る場合が少なく無く、それがちゃんと正当な報酬を請求できていれば、赤字経営にならないって製作会社も少なく無いのでは無いでしょうかね?
とにかく小さい事や些細な事が大きな結果に結びついているってのは、良くある話で小さな正当な報酬を手放してしまうって事は、結果として大きな対価も同時に失ってしまっているって事も少なく無いのでは無いでしょうかね?