家電エコポイントの無駄

一応建前上は景気対策と環境対策を両立させるって名目で家電のエコポイント還元精度がスタート致しましたが、どうしてこんなものを始めるのでしょう かね?

今回の家電エコポイントはエアコン、冷蔵庫、液晶テレビだったと思いますが政府と産業界の目論見通りに買い換えが促進されますと膨大な 家電ゴミは発生するって事でしょうね。

えっとねどっかの自動車メーカーがやっててさんざん多方面から批判されていたエコ替えなんてもの同じだと思いますけど、消費電力とか燃 費とかそこだけを切り取って比較すれば確かにエネルギーの消費量は減りますし、何となく地球環境に貢献しているかなって思ってしまいますが、テレビ一台買 い替えるだけでも、原料の採掘から始まって生産現場で製造されて販売店から家庭に配達されるまで相当のエネルギーを消費してなおかつ、様々な原材料を使っ ていますし、使わなくなったテレビや冷蔵庫を廃棄する際に生じる、CO2や消費するエネルギーを考えれば、壊れて使えなくなるまで使うのが正しい行動だと 思いますし、経済的にも電気代が安くなった分と購入に使った費用を考えると得になるって事は少ないのでは無いでしょうか?

ついでに書けば異論が出るかも知れませんが、テレビでもエアコンでも冷蔵庫でも大きいつまり消費電力が大きい方が、エコポイントが貰え る金額が大きくなっているのでありまして、ちょっと考えると大きい方が金額も高くてポイント還元が比例して高いって事になるのでしょうけど、環境対策も含 めているのでしたらわざわざ消費者がより消費電力が高い製品を購入するように仕向けなくても良いような気がしますね。

それとまぁ当初は現金で補助金を出すって話だったと思いますけど何時の間にか、ポイント還元なんてどっかの家電量販店のようなやり方に 変化してしまったのですが、販売段階で現金還元してしまったほうが、ポイント交換できる商品の選定ですとかカタログの作成ですとか余計な手間暇、つまり税 金を使わなくてすんだと思うのですが、まぁ血税って感覚は最初から持っていないのでしょうね。

まぁ今回の家電エコポイントなんてものの一番の目的は多くの方が思っているとおり、地デジ対応テレビへの買い換えと言いますか、受信可 能世帯の普及率が予測や目標よりも大幅に遅れているから、それを何とかしましょうってのが目的でエコとか景気対策ってのは後から出てきた話だと思いますからね。