内容量増量キャンペーン

スーパーマーケット等の生鮮食料品の売り場に並んでいますキムチや漬物に始まりかなりの数の生鮮食料品で10%増量キャンペーン等の内容量の増量 キャンペーンを書いた商品が目に付くようですが、今回はこの内容量の増量キャンペーンについて書いてみたいと思います。

スーパーマーケットに買い物に来る賢い主婦の皆様は1円でも安く買い物をしようと努力をされている方が多いと思いますので、確かに 内容量の増量キャンペーンは有効な作戦のように思います。

実際にはグラムあたりの単価まで計算している人も少ないと思いますので、増量キャンペーンって書いてあるだけで、計算をしないで皆 さんが買っているのだとは想像いたします。

※年々日本人の計算能力、暗算能力が落ちてきているそうで二桁の掛け算や割り算についての能力は年々落ちてきています、今 世界で IT関連の技術者の躍進著しいインド、インド人は計算能力が高く、その理由はインド人は小学校の時代に、全員が九九の場合19かける19までを暗算で出来 るようにしているそうです。

さてその内容量増量キャンペーンの動機ですが、およそ次のように考えます。

○内容量の増量キャンペーンの場合は、一個あたりの販売単価は変更無しでキャンペーンを行なうわけですから、売り上げ単価を下げる 事無くキャンペーンを行うことが出来る事。

○内容量増量によって価格に敏感な主婦に訴えて他社商品の購入客を自社商品の購入に結びつける。

○単に在庫が膨らんできてしまったために、生鮮食品の場合は賞味期限がありますし、廃棄にもそれなりのコストがかかってしまうた め、増量キャンペーンを行う。

以上が、内容量増量キャンペーンを行う理由と考えていますが、キャンペーンをやるために必要な事や考えるべきことも有るようです。

○パッケージの印刷や封入の量を変える程度の変更でないと、生産ラインの大幅な変更が必要になっていまいます。

○この手のキャンペーンは終了のタイミングが難しく、キャンペーン終了したときに、商品を値上げしたと消費者の目に映ってしまう場 合がある。

○場合によっては配送コストが上昇してしまう場合があるので、事前の確認が必須。

といったところでしょうか?

まあ、数あるキャンペーンの中で、比較的やりやすいキャンペーンではありますので、今後もこの手の内容量増量キャンペーンは減らな いでしょうね?