実質値上げについて考える
値上げとは勿論、販売する価格を引き上げるって事なのですが、販売する価格は据え置いたまま、内容量を減らすとか、機能を削減するなどして、原価を 下げて販売価格は同じでも、単位あたりは実質値上げって形をとる場合も増えていますよね?
まあ私を含めて内容量をいちいち確認して購入など しない消費者が圧倒的に多いので有りますから、単純に値段をアップさせるよりも、消費者に受け入れられ易い所があるのは、否定できないと思います。
あ と箱物の商品ですと、パッケージの大きさまで変更した場合に、時として大きなコストダウンに繋がる場合も有るそうですね。
これは配送料金に 係ってくるって話でありまして、今までトラック1台に5000個積載できていた商品のパッケージを小さくする事によって、6000個載せる事が出来るよう になりましたら、商品一個当たりにかかってくる配送コストは20%程削減できる計算になりますので、コストダウン効果としては小さくないので有りますね。
こ れを書いていて思い出したのですが、昔(今でも同じかどうかは判りませんが)、グリコのキャラメルにおきまして、こんな話を聞いた事が有ります。
原 材料の砂糖の値段もそうですし、輸入に際しての為替相場の変動を非常に受けて、原材料費の変動が大きかったのですが、そう頻繁に販売価格を変更することは 出来ませんので、キャラメルにつけていた、溝の深さを調整して、原材料費の増減に対応していたそうですね?
まあ、どんな商品でも先ずは消費 者が実際に支払うお金の部分が購入決定を左右する一番大きな要素で有りますので、どこも値上げには慎重にならざるを得ないわけですよね?
そ れに対する苦肉の策ってのが、実質値上げなんでしょうね?
追伸
場合によってはもっと手の込んだ?形で商品名やパッケージを少しだけ 変更して、中身は殆んど同じであっても、新商品とか新バージョンにしてしまいまして、同時に実質値上げって形にしてしまう場合も少なく無いですよね?
弊 社の販売商品でも出来ないかなって考えている所で有ります。
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