売り上げ目標と決意表明
企業において販売を受け持つ部署ですと月末とか、売り上げの締め日に近くなりますと進捗率によって、上司とか役員からチェックが入る事も珍しく無い と思いますが、サラリーマンを辞めて10年以上経過した今でも、月末になるとその頃のアホらしい上司とのやりとりを、ふと思い出したりしますが今回のコラ ムではそんな事について書いて見ようと思います。
まあ多くの企業が当てはまるかどうかは不明ですが、組織が大きくなってきますと中にはリーダーとしての資質が無くても組織の長に名手し まう人も出てきてしまうわけで、これは名選手は必ずしも名監督じゃないよって事と一緒なのですが、そーゆー上司の下で働く事になってしまった部下は非常に 不幸なのでありまして、部下を指導する事も手本を見せる事も出来ない上司ほど、目標に対する進捗のチェックだけに全神経を集中するのでありまして、目標値 が妥当でないとかは関係なかったり致します。
でまあそーゆー無能な上司とか管理職とかリーダーほど無意味に部下に対して目標達成の決意表明を強要したりするので有りまして、思うに 具体策無き精神論とか気合いだけに頼るような、リーダーですと間違いなく企業は衰退するでしょうね。
個人的な意見ですがやたらと部下に対して目標達成の決意表明を声高らかに言わせたり、紙に書かせて壁に貼り付けるような企業は、先は短 いと思いますしそんな事をやるのでしたら、目標達成の為に必要な行動指針をより具体的に列挙した物を作成して配ったほうが良いと思いますね。
勿論、決意表明とか意欲や感情を表に表す事の効果は否定は出来ませんが、しっかりした戦略とか行動指針があっての補助的な物でしか無い と思いますし、更に大きな問題として気合いと根性で乗り切ろうとしますと、問題点に気が付いて軌道修正するのが否定されて手遅れになってしまうって事で しょうね。
昔の記憶を辿って少々書きますと、売り上げの締め日まで後残り5日しか無くて進捗率が50%未満なんて状況に陥っていたとしますと、そ んな時に部下を追求して最終的に”必ず目標を達成します”なんて言わせる事に全力を注ぐような上司では、事態を悪化させて居るだけでしか無くて、そんな時 はさっさと過去の問題点を洗い出して舵を切り直して、次月に備えるって事を行ったほうが余程プラスなのでありまして、時にはさっさと間違いや失敗や状況の 変化を認めて、朝令暮改も必要だと思うのですよね。
日本場合は麻生総理を見ているとよく分かりますが、無能な人がリーダーになるって事は大きな不幸なのです。
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