税金倒産とは

これはお世話になっている税理士さんから聞いた話で、税金と倒産の話です。

黒字倒産とも近いものが有りますが、企業に対する税金は1年間の決算に対する利益に対して法人税が発生する訳ですが、これが翌年度の5月位に実際の税金の支払いが必要になってくるのであります。

3月の決算を乗り切ってほっとしたのも束の間で5月になりますと、税金が追いかけてくるわけです。

法人税に消費税、固定資産税などで当社でも一ヶ月間の売上の約半分に相当する金額を税金として払い込む必要が出てきます。

もちろん多くの優良企業は税金分をストック・・・していないのです、実際、現金をただ黙って置いておく事は無駄な事でして、事業ってのは資金を有効活用して営業展開していくわけですから、業績を伸ばしていこうと思えば、人なり設備なりに投資を行って、更なる発展を目指すので有りますね。

ところが投資効果ってはタイムラグが御座いまして、投資した効果がでて実際に現金として戻ってくるのには、何か月かかかってしまうのでありまして、タイミングが良くないと、どかーんと税金の支払いが待ったなしに来てしまう場合も有るのであります。

経営者としては税金の滞納ってのは世間体と言いますか、他の支払いよりも遅れるのはまずそうなので、銀行から借入を起こしたりして、税金を払ったりする・・てな事例は少なくて実際には借入金の返済と税金の関係が大きいと思います。

中小企業や零細企業が有る程度まとまった事業資金を借り入れた場合に5年とか10年の単位で返済していきますが、借入での金額は利益では有りませんので税金はかかりませんが、同じく返済に回す資金は利息以外は経費にならない訳ですから、返済は利益の中から行っていく必要がある訳です。

少し具体的に書きますと年間の売上が5000万円で100万円の営業利益が有ったとして、借入金の返済が年間200万円有ったとしたら、税金は100万円に対する法人税を支払いますが、会社の現金はマイナス100万円で場合によっては資金繰りが回らなくなるって事になります。

そんな訳で、中々企業経営も大変なので有ります。

※当社はコンテンツ作成ですので仕入れが極端に少なく、売上=粗利益に近い数字になりますので、売上に占める税金の割合が非常に高くなります。

365日税金の事まで考えてしっかり経営している経営者なら別ですが、それほど儲かっていない企業の場合月々の現金収支を乗り切るのでやっとこさですので、やらやれ何とか現金がショートしないで、回せたと思いきや、どーーんと税金の支払いが目の前に出てきまして、企業によっては税金を支払うだけの現金が無くて、廃業の道を選ぶ場合もあるそうです。

普段から支払う税金まで考えて・・・言うは易し行なうは・・・、の場合も多いようでして、ただ早めに危険なラインを察して、策を立てる事は必要でしょうね?

追伸
税金関係の滞納に対する追及は法的な拘束力・実行力を持って速やかに行われますので、一番手強いので有りまして、税金を滞納しながらなんとか資金繰りを回していても、税金の支払いであえなく倒産って事も多いのでは無いでしょうか?