不況時の身の処し方

今の日本経済は、不況の足音が迫るどころか日本上陸して各地を歩き回っている状態で有りまして、銀行の不良債権額も上昇を始めていますし、物価は生活必需品であろうと否応なしに値上げが始まっているので有りまして、今は平穏無事な方においても、不況に備えた生活防衛を考えておいて損はない時代に入っているのでは無いでしょうか?

さてまず今後考えられるのは、銀行の不良債権額が増えて金利が上昇していますので、変動金利で借りている住宅ローンの支払いも、否応なしにドーンと上げってしまう事になりますので、もし余裕が有れば繰り上げ返済を行って元本を減らしておくべきですし、逆に毎月の支払いが厳しくて、他にカードローンなどを抱えているような状況ですと、さっさと住宅に見切りを付けて任意売却で債務整理も視野に入れて、考える方が良いと思います。

不況時ってのは金利が上がって、債権の回収は厳しくなり、しかも収入は増えないし企業はどんどん倒産しますので、手の施し様がない所まで行ってしまったら、自己破産しか手はなくなってしまいます。

多くの方が会社に毎日出勤して真面目に仕事をしていれば、大丈夫なお国だって勘違いしているかもしれませんが、それは甘い考えだと言わざるを得ないでしょうね?

不況の時には徹底して出費を削るって事は遊興費はもちろんのこと、新聞も止めて光熱費も食費も最低限にまで削って収入よりも支出を低い値にするに限ります。

ところが、これを国単位で考えますと国民のみんなが出費を抑える事を行いますと、消費が冷え込んで益々景気が低迷するって事になるように出来ています。

では国家も国民と同じように支出を抑えて緊縮財政で乗り切れば良いかと言いますと、そうは簡単にいかないので有りまして、緊縮財政を実行しますと、公共事業の支出も削減されますので、公共事業に頼っている企業は売り上げが激減して倒産してしまって、失業者を生み出して更に景気が低迷するって事になってしまうので有ります。

ですので不況時に国が行う事は、無駄な出費は徹底して削減しなければならないのですが、公共投資などの支出は一定以上のレベルを保つ必要がある訳で、中々国家の運営も難しいので有りますね?

追伸
そのうちに景気も良くなるだろうし、今はキャッシングやローンで乗り切っていれば・・・と生活レベルを落とさないで借金による生活レベルの維持になってしまうって事は絶対に避けるべきで有りまして、どう考えてもこれから10年以上は不況が当たり前の時代が来るのでありまして、収入が右肩上がりで上昇して行くのは一部の人だけの事になってくるのです。

では皆さんの幸福をお祈り申し上げます。