成功体験の共有

企業の中には色々な人間が在籍していて能力の高い社員も居れば、中にはどーして入社試験に合格したんだろうと思ってしまうほど、無能な社員が混ざっ ていたりする場合も希にあるのですが、経営陣としては使えない社員とか駄目社員はさっさと退職して貰うか、底上げして一丁前の戦力になって貰うかのどちら かして欲しいと思いますので、何とかして出来る社員の成功体験を共有させて、スキルアップさせようとしたりするのは良くある話ですよね。

まぁ私がサラリーマン時代にもこの手の動きが会社に御座いまして、日報をオンラインベースにしたり商談の成功事例と失敗事例をレポート にして提出致しまして、そいつを元に営業マンがディスカッションしたりとまあお決まりの手法で成功体験や失敗体験の共有を試みた訳ですが、まあ良い結果を 生み出す事があった反面、時間の無駄的な所も結構有ったような気が致しますね。

私は営業マンでしたので主に商談に纏わる体験から成功事例と失敗事例をレポートにして提出するって事になったのですが、はっきり言って 通常業務以外に新たに書類作成が追加されただけの話で、面倒に感じていた営業マンがほぼ100%でそもそも、営業の内容を雰囲気や背景を含めて全て文字に 表す事は至難の業で、まぁ適当に想像を挟んでレポートを提出する義務を果たしてしまいましょうって営業マンが少なく無かったのでは無いでしょうかね?

それとね、何と言いますか営業部隊の所属長とか経営者の多くは社員を叱咤激励する時に、他の社員と比較してあーだこーだ叱責する場合 が、出来の悪い上司ほど多いと思いますけど、そーゆ場合ですと、自分が叱責されないためには常に社内での成績を上位に保つ必要がありまして、頑張って出来 の悪い他の社員に営業ノウハウを流出させて底上げを図ろうなんて思わない人が多いのでは無いでしょうかね?

私が思うに、成功体験や失敗体験を社員同士で共有させて底上げを図るってのは、管理職が相当上手に事例を引き出したり、間に入って伝え たりする作業をしないと、無駄な時間を大量に生み出してしまうだけだと思いますし、場合によっては管理職が部下の育成指導を放棄しているって感じにもなっ てしまいますからね。

個人的にはそんな情報の共有を考えるよりも、外部に自社のノウハウや情報が流出しない事を考えたほうが良いと思うので有りまして、なに せ退職した社員がノウハウもってライバル企業に転職するって事は良くありますからね。

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