つなぎ融資と総量規制

どっかの経済関係のコラムニストの人が書いてましたけど、零細企業や中小企業は数百万円単位の現金じゃなくて5万10万単位の現金が用意出来なくて倒産してしまう事が良くあるそうです。

私もかれこれ零細企業を経営して11年になりますので納得出来るのですけど、手持ちの現金が30万円しか無くて月末に50万円の支払いが迫っていて、まとまったお金が入ってくるのは翌月の末日にならないと入ってこないのでどうしょうかなんて事は珍しいことじゃ無いと思います。

でまぁそんな状態を取引銀行にしてもかえって経営状態が思わしくないことを通知するようなもので、下手すると借入中の借金まで引き上げの準備をされてしまったり、今後のリスケ交渉に悪影響が出てしまったりしますから、銀行には中々相談にいけないわけです。

まぁそれに一ヶ月のつなぎ融資を受けるのにも銀行に申し込むとなりますと、書類を色々と用意致しまして結果がでるのに数週間かかるわけですして、これが急に入金予定が一ヶ月先延ばしになった時なんかでしたらもう間に合わないわけですよね?

数十万円の入金が出来ない事で会社を倒産させるわけにいきませんから、多くの場合は社長個人のクレジットカードでキャッシングして急場をしのいで翌月末に返済するようないわば自転車操業で会社の資金繰りをなんとかしてきた処も少なくないと思いますが、ここにきての総量規制の発動になるわけです。

どなたかの推測によりますと総量規制によりまして万単位の零細企業や中小企業の社長がキャッシング出来なくなって数十万単位の金額で会社の資金繰りに行き詰まる事が予測されるそうです。

そんな事が予測されていても返済猶予のモラトリアム法案も役に立たないようですし、他に何か救済策が用意されているわけじゃ無いですから、資金繰りに行き詰まって倒産してしまう企業が増加するか、一時的に闇金融にお世話になって結局は借金の山を作ってしまうだけになってしまうのですよね?

何と言いますか総量規制によりまして綱渡りのロープが無くなってしまったって感じでしょうかね?

まぁ借金を増やして迷惑かける度合いが大きくなってしまうよりも、早く精算してしまったほうが良い事も沢山あると思いますし健全であると言えるのでありますが、問題は再チャレンジのハードルが多かすぎて簡単に会社清算を出来ないって所では無いでしょうか?

どうも日本の年間の自殺者数は3万人なんてとんでもない数字になっていますし、今回の総量規制の実施でこの数が上昇しなければ良いのですけどね?