部署内の叱られ役とパワハラ対策

私もそれほど多くの会社を知っているわけでは有りませんが、特に営業部隊とか客先を訪問しての販売を主体にする会社の場合は朝礼とかミーテイングの 場において、気合を入れると言いますか厳しい叱責を飛ばすことが日常化している職場が少なくないと思います。

さてその場合たぶんどこの会社でも職場でも叱られ役、とある会社では隠れて正キャッチャーなんて呼び方をしていましたが、マネージャー や営業管理職の方の叱責の矛先が集中してしまう方がいるのでは無いでしょうか?

基本的には部署内の叱られ役に抜擢?されるのは営業成績が芳しくない人が正キャッチャーの座を本人の意志は関係なしに射止めるのであり ますが、それが定位置になりますともう他の営業社員に問題が有る場合でも何故か叱られ役に叱責が集中してしまうなんて事もあるようです。

でね、面白いことに部署内に叱られ役が一人いますと他の営業社員にとっては比較的平和が約束されるのでありまして、叱られ役の社員が休 んだり転勤したり退職してしまった場合には、どうもマネージャーのストレス発散場所が無くなってしまうのか、部内全体がピリピリしてしまったりするそうで すね?

ここまで読まれてどう感じられたか分かりませんが、はっきり言いましてパワハラを生み出す元凶のような問題が潜んでいると思うのです よ。

まぁ会社組織ですから上司の命令は拘束力が有りますし、出来の悪い社員ですとか勤務態度の良くない社員が叱責されるのは仕方が無いこと だと思いますが、叱られ役に任命?された本人にとっては苦痛以外の何ものでも無いでしょうし、それによって部署内の平和が保たれているのでしたらそれは ちょっと違う気がしますね?

もちろん人には好き嫌いがどうしても出てきてしまいますし、叱りやすい人も確かに存在しますし、どうもあいつさえ居なければ何の問題も 無い職場なのにと感じることも有るのでしょうが、どうも叱られ役が固定化してしまったと思ったら、対策を講じる必要が有るのでは無いでしょうかね?

何と言いますか叱られ役が固定化するような上司の場合は該当者がいなくなれば暫くしてまた別の人を勝手に任命するでしょうし、そうしま したらどうも上司の顔色ばかりを伺う社員ばかり増えてしまいまして、きっと業績は伸びてこないと思うのですよね。

パワハラなんて横行する社内にろくな職場はないと誰でも断言する事なのは間違いないことですし、業績不振の一番の原因はパワハラだって 場合も少なくないと思いますからね。

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