営業に気合と根性は必要か?
一応建前上は市場分析に基づくマーケティングでニーズに有った提案を行ってなんて事になっている場合も有りますが、結局は人の心を動かして販売する のは人間ですし、自動販売機なら別ですけどお客に相対する営業マンにも感情が有りまして、感情によって人の行動はコロッと変わってしまうのですから、やっ ぱり気合と根性は必要なのでは無いでしょうかね?
まぁ気合とか根性なんてものははっきり定義されていないように思いますし、実態は眼に見えないのでありまして単に大きな声で元気よくは つらつと働くとか、お客に何を言われても決してめげることも無く、断られてもギリギリまで売り込みは勤しむなんて行動に現れるワケで、そーゆーワケなら やっぱり営業の仕事に気合と根性は必要だって事になってしまうような気が致します。
ただし基本的には気合と根性だけの営業マンに訪問されましても、はっきり言って今どきのお客は営業マンなれしていますし、迷惑な訪問で しか無いのでありましてお引き取り願われるのがおちだと思いますね?
何と言いますか商品知識や適切な提案やヒアリング能力をきちんと磨いた上で最後のクロージングの段階で時として気合と根性が必要だって 事になるのでは無いでしょうか?
まぁ会社や部署によってはお客と商談する時よりも上司の叱責をかわしながら表面上だけでも、気合と根性を出して見せる必要がある営業マ ンもいるかもしれないですけどね?
私が思うに商談の最終的な段階になるクロージングの段階で気合と根性で契約書にサインを貰うのに営業マンの気合と根性のおかげで契約に こぎ着けるのは、普通で一割程度で多くても半分くらいの割合になると思います。
ただこの差が最終的な商談決定率の差に現れてくるのではないかと考えておりまして、決定率が一割違いますと営業成績としては結構大きな 差になって現れてしまいますから、気合と根性も簡単にはバカに出来ないと思いますね。
追伸
ただ徐々には気合と根性が要求される営業マンの活躍の場は減ってきているような気が致します。
一部の個人宅に売り込む飛 び込み営業の場合でも最近は戸別訪問の営業効率の悪さから、アポイントはテレマーケティング会社に頼んで、アポイントがとれたところだけ訪問する ようにしている会社も増えているような感じが致しますが、逆に言いますとだからこそこんな時こそ、気合と根性が詰まった営業マンは貴重なのかもしれないと 思っています。
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