売れない原因と内的要因・外的要因

基本的には営利を目的にしている会社はどこでも提供している商品やサービスが売れませんと会社は成り立たなくなってしまうのでありまして、どこの会 社でも売り上げの確保に躍起になっているのが現実で、どうすれば売れるかってのは裏を返すと売れない原因を潰して行くって事になりますよね。

例えば品質が買うに値しないなんて誰の目に見ても明らかな場合は比較的簡単に対応策が取れますが、時としてその売れない原因は数有る要 素の中のたった一つなのに、一点だけの改善で他の要因は放置したままで結局は売り上げは改善しませんでしたなんて事も多いのではないでしょうかね?

なにせちょっと思いつくことを書き並べてみても売れない原因ってのは実に沢山考えられるじゃないですか?

商品の品質や能力の問題、営業社員の力量が足りない、営業マンの数が不足していて販売力が弱い、価格が他社と比べて高い、商品のネーミ ングがどうもださい、販売ルートが少ない、ライバル他社の攻勢に対抗出来ていない、販売促進のツールが 不足している、メディア戦略が失敗になっている、顧客の好みや動向が変わった、店舗のロケーションが悪い、社員のモチベーションが下がっている、電話対応 の評判が良くない、サポートが充実していなくて顧客の評判が悪いのでリピーターを確保出来ていない、高コスト体質になっている・・などなど。

売れない原因ってのははっきりした原因がある場合も多いのですけど、細かく分割して厳しく現実を見てみましてチェック致しますと改善点 が実に沢山有る場合が少なくないと思います。

でね特に売上不振が経営にまで影響を及ぼすような状況になってから売れない原因を考えて対応しようとしますと、どうしても一部分にしか 光が当たらなくてその他大部分は放置状態になってしまうような気が致します。

しかし思うに売れるとか売れないなんてものは総合力だと思いますし、消費者だって総合的に判断して購入するかどうかを決定致しますか ら、10のうち9が合格点でも1点が不合格だったら中には妥協するお客だっていますけど、買わないって選択をする人も多いと思うのですよ。

この辺りは順調に売れている間はなかなか目が届かくくて、売れなくなってから始めて慌てて原因を考えたり緊急営業会議なんかを招集する 場合も多いのでは無いかと思いますが、治にいて乱を忘れずなんて言葉が有るように、普段から細かい心配りが重要なのですよね。

更に付け加えればギリシャショックのような大きな外的要因があるとそっちに目が行ってしまいますが、実は内的要因だったなんて事も多い のでは無いでしょうか?

朗読版