倒産の予兆・前兆

天災は忘れた頃にやってくると言いますが、売上も安定して安心していたら突然の取引先の倒産で茫然自失って経営者は枚挙に、いとまがないのでありま して取引先が倒産しますと、売掛債権の回収は不可能だと思ったほうが良いですし、下手をすると連鎖倒産から自分自身が債務者になって債権者から追求を受け る事になってしまいますので、取引先の倒産の予兆や前兆には充分に注意を払っておきたいですよね。

特に SOHOの場合でも経営が多少軌道に乗ってきた段階で営業マンを雇い入れて、顧客との対応を任せきりにしていますと任せておいた取引先が知らないままに、 ある日突然シャッターが降りていて、事業閉鎖のお知らせの張り紙が貼ってあったなんて報告が営業マンから来てしまったりしますので、完全に任せきりにする のも考え物ですよね。

でね、取引先の倒産の予兆や前兆に関してはあちこちに書かれていますが、幹部社員が急に退職した、社内の雰囲気が暗くなった、支払いサ イトの変更を依頼してきた、社内が雑然として散らかっている、電話応対が杜撰になった、社長が外出がちで捕まらなくなった、正体不明の人が出入りするよう になった等々有りますが、基本的にはそれらの事例を素早く感じ取って勘を働かせるって所が一番大切では無いでしょうかね?

さて、ここで問題なのですが取引量が多く売上が経営に影響を与えるほどの割合になっている得意先に妙な噂が流れて実際に社内の雰囲気か ら倒産の前兆を感じ取った場合ですが、具体的に支払いの遅延や支払いサイトの変更要求などが起きていない場合に、一体どうやって対応するかって所はとても 悩むところでは無いでしょうか?

取引量が多ければ今までお世話になったいるって所も有りますし、今は経営が苦しくてもまた業績を挽回して正常な経営状況に戻るかもしれ ませんし、そもそも回収不良を起こしそうなので少なくとも取引量を減らしたいって思って居ても具体的にどうやって取引先に通告して売掛債権を低下させよう かって所が非常に悩む所ではないでしょうか?

まさか取引先に出向いて、お宅はどうも危なそうだから来月から取引の上限を毎月 10万円にさせて貰いますとも言えませんから、せいぜい自分の会社の資金繰りの事を持ち出して支払いスパンをうんと短くするか、現金引き換えにして貰う か、社内規定を急遽作って取引量を制限するかって所でしょうかね?

実際の所、ここまで踏み込んで対策を打てないって企業が多いのが現状だと思いますが、その為に連鎖倒産が無くならないのだと思いますね。

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