上手な倒産と下手な倒産と夜逃げ

人にも産業にも星にも全ての生きとし生けるものでも無機質の物でも機械でも全てのものには寿命があって何時かはその役目を終えて、壊れたり消え失せたりするので有りまして、こと企業の存在について考えますと、上場企業だろうと毎日テレビテレビコマーシャルを流している会社だろうと、思いがけないほどあっさり倒産して2年も経つと忘れられてしまうので有りまして、強者どもが夢の跡なのですよね。

でまあ私もかれこれ自分で会社を経営して10年を経過しておりまして、過去には何件もの取引先や知り合いの会社の倒産の一報を耳にしたり会社を畳む(倒産させる)直前の経営者の方から電話がかかってきて、何とも表現の出来ない愚痴とも忠告とも言えないような話を聞いたり致しましたが、どうも一口で倒産する、させると言いましても内容や倒産の方法?によりまして上手な倒産と下手な倒産が有るような気が致しますね。

但し上手な倒産と言っても倒産させる企業の経営者にとって良いのか、経営者の事はさておき取引先や従業員などの関係者に一切迷惑をかけない上手な倒産と、視点によって180度評価が分かれる倒産が有るとは思いますが、とにかくまあ書き始めましたのでもう少し書いてみようと思います。

でね、私が思うに倒産した経験が有る経営者100人のうち正確な統計は有りませんが、自分の会社を倒産させた後に何年か後に再度、経営者としてビジネス界にカムバックできた人は一割も満たないと思うのですが、この辺りの違いが上手な倒産と下手な倒産の違いではないかなって思いますね。

その違いが何処にあるのかを考えて見たいと思うのですが、私が思うには経営者として自分の経営する会社を倒産させない為に、必死になって頑張るってのは当然の事なので有りますが、冷静に客観的に考えてもう如何に頑張っても神風が吹いても倒産は避けられないといった状況がはっきりした時点で、更に悪あがきする経営者の場合は下手な倒産で、如何に周りの人や自分のダメージを最低限に抑える事が出来るのかを考えて行動を切り替える事が出来る人は、比較的上手な倒産で会社の幕を引く事が出来るような気が致しますね。

自分の経営している会社が倒産するかどうかの瀬戸際な段階で冷静な判断が出来る人がどの位存在するのかどうかは分かりませんが、何と言いますかどんな優秀な経営者であっても連鎖倒産であえなく行き詰まってしまう場合も有りますし、何が起きるか分からないのが現代なので有りますが、もう駄目だって挫折しても次の再起まで頭が回るかどうかってのは、経営者の隠れた才能でピンチになるとその才能があるかどうかわかりますよね。