P2P通信とデータ規制
先ほど契約しているプロバイダーより業務連絡のメールが御座いまして、何でも一部のユーザーによる大容量のデータ通信により回線の帯域が逼迫してしまって、全てのユーザーの安定したサービス(インターネットへの接続)が提供できなくなる恐れが出てきたとの事で来月からデータ転送に上限を設けるのだそうです。
まあ通信制限を行うデータ容量の上限値は数十メガ単位なので一部のP2P通信を行っているようなヘビーユーザー以外は全く影響を受けないと思いますが、今後さらにインターネットの普及率の上昇並びに動画などの大容量コンテンツの配信が増えて来ますと、各社で料金体系の改定とか、データ制限などを行いませんとインターネットの仕組み自体が使い物にならなくなってしまうでしょうからね?
それに、いまのインターネット接続のプロバイダ契約は概ね定額で使い放題で制限無しが基本なのですが、これですと毎晩インターネットでメールを数通やりとりするだけのユーザーも、日がな一日ネット上の動画サイトで大容量の映画コンテンツを流しっぱなしにするユーザーも全く同じ料金を支払っているのでありまして、通信インフラの整備に掛かるコストを考えますと従量制から定額制に移行したインターネットの接続料金も再度、従量制に逆戻りするかもしれないですね。
ただし既存のユーザーに対して接続料金の改定ですとか従量制への変更を告知致しますと多分想像するに一気に契約者数が減少すると思いますので、既に契約中のユーザーはそのままにしておいて新規加入客に新しい料金体系で入会して貰うって形になるでしょうね、やるとしても。
で話はP2P方面に進めて行こうと思うのですがその昔、上り通信は普通に電話回線を使って通信して下りに関しては衛星からの電波を受信してブロードバンドを実現させるって技術があったと思いますが、当時は一般家庭のインターネット利用ではあまり発信とかデータを外に送り出すって部分を想定していなくて、もっぱらホームページの閲覧に伴う下り回線利用が主な使い方だと想定していたと思いますが、ウイニー(ソーセージじゃないですよWinnyってファイル交換ソフトですからね)などによる、個人間のデータをやりとりするとか、ネット上にデーターを保管するような使い方ですとか、想定を超えたところまでインターネットの利用方法が広がっているのですよね。
とにかくまあIPアドレスも枯渇しそうだって話も有りますし、ちゃんと色々しないとネットのインフラが破綻してしまうのですよね。