Google日本語入力インプレッション

ずいぶん前に経費削減ってのは時間の短縮も大きく貢献する云々の原稿を書いたことがありますが、原稿を書くことが多い人間にとりまして日本語入力の漢字変換の制度が悪いと、時間はかかるし思考が中断されるし少々コストを掛けても元が取れるような事を書いた記憶がありますが、MS-IMEはさっさと見限りましてジャストシステムのATOKを長年愛用してたのですが今この原稿は先にリリースされたGoogle日本語入力を使用して入力しています。

そんなわけで早速今回のコラムではGoogle日本語入力のインプレッションを書いてみようと思います。

さてそのGoogle日本語入力を使用して一週間ほどになりますが、ベータ版という割りには完成度がとても高くATOKといい勝負と言いますか、変換精度に不満を感じることもなく使っていくうちに学習機能が蓄積されてきてなかなか手放せなくなって気たような気が致します。

それと気に入ったのは予測変換でありまして、これはATOKの場合は学習機能から同じような能力を発揮するわけですけど、Google日本語入力の場合は最初から予測変換が充実しているようで携帯電話の予測入力のような感じで先読みして文節の候補が出てくるのではまると結構入力は早くなりますね。
※ATOKでもことわざなど日本古来の言い回し系の予測入力は充実していますが。

さらに書き加えますと、なんとGoogle日本語入力は一切無料でダンロードして利用出来るのでありまして、私の場合でしたらATOKを利用するのに毎月300円の利用料金をジャストシステムに支払っていましたから、年間で3600円になるのでありましてGoogle日本語入力が使えると判断したら ATOKを解約して経費まで削減できてしまうのであります。

しっかしまぁGoogleが儲かっているのは分かりますが、様々なサービスを無料で提供していただけるのはありがたい反面、その手のサービスを別の会社が開発して売上を上げようとするとなると、相手は無料のソフトって事になりますので、相当の付加価値や品質を確保していませんと太刀打ち出来ないのでは無いでしょうかね?

今回のGoogle日本語入力はATOKを販売しているジャストシステムに壊滅的な打撃を与えてしまうような気がするのですが、内心では日本企業が日本語入力で負けて欲しくないなってのも感じているのです。