デジタルフォトフレームは売れるのか?
最近立ち寄った大手量販型の電気販売店でデジタルフォトフレームなる新しい製品を目にしたので、今回のコラムではその事について書いて見ようと思います。
デジタルフォトフレームとはいわば写真立てのデジタル家電版のようなもので、写真立てには写真が一枚しか入らないのに比べて、メモリーを内蔵してUSBやメモリーカードでデジタル写真を本体に転送して、液晶パネルで写し出す形式で時計やカレンダー機能など写真立てにはない機能も入っているものです。
まず感想としては写真立てに写真を入れて部屋に飾るって習慣がない私にとっては興味の湧かないものでしたが、子供や孫の写真を色々と見えるところにおいておきたい人や、写真を撮るのは好きだけど、パソコンはどうも苦手でって感じの人には受け入れられるのでは無いかなって思いましたね。
ただちょっと気になったのは液晶パネルの大きさによっては、それなりの消費電力が発生するように感じるので有りまして、ちなみに17インチサイズのデジタルフォトフレームで10ワットと小さいと言えば小さいのですが、24時間付けっぱなしで使用するものですから今のご時世でどうなのかなって思う人も出てくるのでは無いでしょうかね?
まあそのうちにと言いますか既にデジタルフォトフレームは音楽再生機能が付いたり、アラームだとか記念日表示だとか本来のデジタルフォトフレームの機能以外がどんどん追加されてきて、そのうちに炊飯器まで・・はつかないか。
さてデジタルフォトフレームが売れるのか?ってのが本コラムのテーマですからその事について再度書きますと、カメラの世界ではすっかり旧来の銀塩写真がデジタルカメラの勢いに押されてしまって主流はデジタルカメラになってしまった訳ですから、撮影した写真を閲覧できる媒体としてパソコンよりも手軽で誰でも扱えるデジタル家電が現れるのは必然の流れで、プリント料金のコストなんかを考えますと一定の市場は確保出来るのではないでしょうかね?
追伸
デジタルカメラが世の中に出現して町の写真屋さんとかDPEの取り次ぎとかを生業としていた商売が壊滅的な打撃を受けてしまったようですが、売上げの減少を補うためにデジタルプリントに走っているように思いますが、それを追撃するかのようにデジタルフォトフレームってやつが出現してしまったのでありまして、デジタルプリントのほうもデジタルフォトフレームに結構な額の売上げを取られてしまうのでは無いでしょうかね?