部下を追求する方法
上司や管理職には部下を追求するって業務が御座いまして、部下は上司に上手に追求されて営業成績を伸ばしたり問題点に気が付いたりする場合も有りま すが、逆に言い訳ばかり上手になって巧みに上司の追求をかわす方法を会得しただけで、肝心の営業成績は全然伸びないなんて場合も有ります。
まず基本的には上司が部下に対して指示や目標を与えて、部下の進捗状況をチェックする段階で色々と追求するわけですけど感情的になって もいけませんし、追求のやり方に問題が有ると人間関係まで悪くしてしまいますが、その前段階でお互いのコミュニケーションが取れているかどうかも関係して くる場合が有ります。
まぁ一番の追求の場は営業会議上ですとか売り上げの進捗をチェックする時なのですが、基本的には具体的指示と確認を繰り返す延長上に有 るって事といかに部下に考えさせるかって部分が重要では無いでしょうか?
つまり部下を追求するって事は何らかの前進や改善策が出てくるのが理想で、そうでない場合は単なる報告を聞いているだけの状態ですと か、逆に部下を追い込んでいるだけのパワーハラスメントなパワハラ状態でしかないと思っています。
例えば売り上げの状況が悪い部下を追求する場合には、売上高ですとか訪問件数ですとか見込み客の個別の進捗状況などの状態を元に追求を 始める事になりますが、まず上司が何らかの問題点に気がついていても先ずは部下に考えさせて、何が悪くて売り上げが低迷しているのかと改善策について部下 の口から言わせるのが第一歩だと思います。
客観的な事実をまず全て確認(報告)させてから先ず部下の意見や考えを引き出しますと、まず殆どの場合は自分で何らかの答えを出してき ますし、解決策や改善策についても一応はでてくる筈です。
もちろん上司としても不足点やどうも違うなと思った点に関しては助言やアドバイスする役割が有りますが、まず自分の推測だけで部下を追 求しても始まりませんし、上司の側から売り上げが悪いことを取り上げて、具体的な事は一切言わないで単なる追求を致しましても言い訳が出てくるだけで何の 解決にもならない場合が多いと思います。
更にもう一つ付け加えますと、部下を追求する際には個室なりで一対一で行うのが望ましいと思います。
理由としてはどうても他の同僚の目がありますと、うまく取り繕ったり自分を正当化しようとしたり余りみっともな姿を晒したくないって心 理が働きまして、本音を引き出せない場合が多く出てきてしまうと思うからです。
ではパワハラにならないようにして下さいね。
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