2010年も厳しい市場環境が続く(経済予測)
年のはじめには経済誌などのインタビュー記事で業界トップの話として今年の市場予想ですとか見通しなどの談話を掲載したり致しますが2010年の場合は、殆どの企業や業界におきまして厳しい市場環境が続くってなっているのでありまして、今回のコラムではそんな事について書いてみようと思います。
株式を公開している企業ですとあまり悲観的な話を致しますと自社株の株価に影響しますからあまり暗い話はしないのではないかと思うのですが、赤信号みんなで渡れば怖くないみたいな感じなのでしょうか、それとも実際にじたばたしてもどうしようもない市場の状況なのでしょうか悲観的な話が多いのですが、個人的にはどんな状況にあろうと厳しい市場環境を前提に行動をしていくのが一番なのですよね。
しかしまぁ経営者と致しましては新年に今年の市場予測をするってのもとても難しいものなのでありまして、本当に市場が冷え切っているのにあまりに楽観的な事ばかり話していると、この人は全然市場が見えていないって思われてしまいますし、逆にあまりに悲観的な話ばかりしていますと従業員の士気も下がりますし、モチベーションが下がってしまいまして徹底的に業績が急降下してしまったりしそうですからね。
私が思うにそもそも今のグローバルな経済環境とか技術革新を考えますと数カ月単位で一気に市場環境が劇的に変化することなんて別に全然珍しいことでも何でもありませんから、今年一年の市場予測なんてものは当たるも八卦当たらぬも八卦みたいなところなのでは無いでしょうかね?
まぁ業界にもよりますけど、今年一年の市場環境なんてものを考えるよりも多くの場合におきまして三ヶ月後の市場の状況を確実に予測出来る経営者ってのが一番上手に会社を運営していけるような気が致しますね。
つまりその経営が厳しくなったときにそのうちなんとかなるだろうなんて考え方が一番危なくて、そーゆー時には冷静に状況を分析致しまして三ヶ月後の状況を的確に予測できればそれに合わせて的確な企業運営に努めることが出来ますからね。
しかし私の知る限り高名な経済評論家ですとか経済アナリストの方の中に三ヶ月後とかの近い将来を的確に予測する人がいないような気がするのでありまして、まぁそんな近い将来でしたら直ぐに結果が出てしまって外れた時に言い訳が難しいからそーゆー予測は余りやらないのかもしれないですけど、一年後の予測とか今後一年間なんかよりももっと近い将来を予測してくれたほうが役に立つ場合が多いような気がしますけどね。