こども社長

巷では米国を震源地とした遠た自動車バッシングの嵐が吹き荒れて、どうも状況を把握出来なくて対応が後手後手に廻っている社長をこども社長と揶揄する声が出ているようですが、別にトヨタの社長に限らず二代目とか世襲制のように社長の座を手にした人の中には、こども社長みたいな人が結構いるのではないでしょうかね?

そりゃまぁ当然の事ですが創業社長ってのは自分でぜろから会社を立ち上げて苦労してバトンタッチするまで会社を運営してきているわけですから多くの困難を経験していますし、出世競争を勝ち抜いて社長の座を手にした人だって相当の苦労と努力をしているに違い有りませんから、単に社長の子息だって事で代表者の座を手にした人とは勝負にならない場合も少なくないのは仕方が無いのですけどね。

で思うのですが世襲の二代目社長でもそんな事を一切感じさせない立派に経営者として会社を切り盛りしている人も大勢いますが、中にはこども社長そのもの感が全然抜けなくて何時まで経っても経営者らしさが感じられなかったり、会長職に退いた親御さんの顔色を見ていたりしている場合があると思いますが、これは先代の社長が引き継ぐまでの手順とか過程に問題が有る場合が多いのではないでしょうかね?

昔から良く言われていたことだと思いますが、自分の子息を将来後継者にしようと考えているなら少なくとも10年間は外の飯を食わせろって感じで、全く関係のない何処かの企業に就職させまして最低でも10年はそこで働いてみて、十分な社会人としての経験を積んでから迎え入れろって事ですよね。

しかしながら自分の手で帝王学を叩き込むつもりなのか、目の届く範囲で監視していたいのか子息にも働いてもらわないと人材確保が出来ないのか理由は様々でしょうけど、口でいうほど外の飯を食わせるって事が出来無い場合が多いようですね。

そうするとどうしても身内の甘えみたいなものが出てきてしまって緊張感に欠ける場合が出てきてしまいますし、他の社員もなんとなく社長の子息って事で特別視したり特別扱いしてしまうので、なかなか苦労を乗り越えるって場面に遭遇することが少なくなってしまうような気が致します。

もちろん例外は有るでしょうけど、こども社長になるかならないかの分かれ目ってのは社長の座につくまでに経験してきた内容が元になってくるのでありまして、社長になってから経験を積むなんて甘いことを考えていますと企業は時には倒産してしまったりするのです。