オークションと個人売買経済

不景気で節約志向の高まりですとかエコな生活って事で使えるものは使いましょう経済のお影でしょうか、ネットオークションなどの個人間売買が大きな伸びを見せているようですが、確かにリサイクルショップを利用するのに比べてショップの利益分が割愛出来るために、購入する側は安く購入出来ますし逆に販売する側も、リサイクルショップに持ち込むよりも高く販売することが出来る場合が多いのですから、リサイクルショップからネットオークションなどの個人売買に移行する人がこれからも増えてくるのではないでしょうかね?

確かインターネットが普及し始めた頃にインターネットは既存のメディアを葬るって事を発言した人がいたように思いますが、メディアだけじゃなくて経済流通お金の流れについても間に企業が介在すること無く個人間でのやりとりが増えてきてしまって、一種の地下経済の増大みたいな事になってしまうのではないでしょうかね?

まぁなんと言いますか厳密に言えば個人がネットオークションで物品を販売して利益を得た場合にも、ちゃんと申告して納税する義務が発生する訳ですけど想像ですが主婦の方やサラリーマンの方が不用品をネットオークションで売却して利益らしきものを得ても、きちんと税務署に申告して納税する人は皆無でしょうから何と言いますか、今までは問題にもならなかった規模の個人間売買がやがて無視出来無い規模に向かっているってのが現在の状況ではないでしょうかね?

ただまぁ税収不足に悩む日本国政府がネットオークションの規模が更に大きくなってきますと、黙って見逃すはずはなく個人間の売買に網をかけるようにオークション税かなにか分離課税で考えだしてきて、自動的に売上の1%を課税するなんて事になってしまう可能性も低くないですよね。

しかしまぁそんな処に課税するより先に宗教法人に対する課税でもやったほうが良いと思いますが、なにせネット関連の事業は政治力が不足しているようで先の薬事法改正によってネットで購入出来る家庭薬が大幅に制限されるよな暴挙とも言える規制を食らってしまったのでありまして、国税局に目を付けられたら最後って感じになってしまうのではないでしょうか?

ただ最近の一部カテゴリーのネットオークションは出品者のかなりの割合で業者が個人を装って出品していたりするのが現実なので有りまして、これは悪こととは思いませんけどなんだか国税局に目を付けられる原因になってしまうような気がするのです。