小保方さんの問題と日本の弱点

関係ない話ですがGoogle日本語入力のリサーチ能力は凄いもので小保方さんの名前を入力すれば一発変換なのに少し感動したところで、今回のSTAP細胞論文のゴタゴタは日本の弱点みたいなものが透けて見えるような気がしますね。

まずこのSTAP細胞とか言う万能細胞が現時点では存在の有無が確認できていないんですから、本当にSTAP細胞の作成が可能である可能性が残されている段階で論文を取り下げるなんてのは、非常に勿体ないと言いますか、自ら権利放棄をする愚行としか思えないんですよね。

私は科学的な知識が乏しいので内容についての言及は出来ませんけど、間違いなく言えるのは世界中の学術論文において間違いなんてのは有って当たり前の事ですし、まぁ誰も認識していない新しいことを論文にするのですからそれも当たり前の話で、それから引用元の明記など多少の問題が有ったとしてもそれは論文の本質と比べたら些細な事だと私は断言できます。

まぁ私が思うに他の科学者の中には小保方さんの論文を言語道断もってのほかみたいに非難する人が結構いるようで、そーゆー人が得意になってマスコミで小保方さんを攻撃していますけど、それって単に科学者としての嫉妬がそのような行動に走らせているとしか思えないわけですよ。

さて嫉妬に纏わる話はさておきまして、日本の弱点ってのは真面目すぎるとか間違いや適当なところを許容できない点に有ると思いませんか?

今回のSTAP細胞に一連の騒動に致しましても別に間違いや問題点を指摘する声が有っても、必要最低限の対応をするだけで論文そのものは別に取り下げるって次元の対応をする話じゃないんですよ。

エッ?何でSTAP細胞の論文を取り下げなくちゃいけないんですか?では過去発表された論文の中には一件も同じような問題は無かったんですか?いっぱい有るじゃないですか?だから間違いや問題点をご指摘されるのはご自由ですし止めませんけど、論文は取り下げませんからね?

どうしてもとおっしゃるんでしたら過去の山ほど発表された科学的な論文で少しでも間違いや問題が有る論文が取り下げられたらこっちも考えますけど、そうじゃない限り発表するのは自由ですからあんあたが文句をいう筋合いは無いんじゃないですか!とでもいって突っぱねるべきなんですけど、日本人はコレが出来ないんですね。

こんなものは論文そのものはちゃんと残しておいて、使える時が来る可能性を考えつつせっかくの権利を自ら放棄しないように立ち回らなくちゃいけないんですけど、どうもプレッシャーに弱いんですよね。