ハラール認証と捕鯨とクジラのベーコン

小学校に通学していた頃にはよく給食でクジラの竜田揚げとかよく出たものですし、夕食時に父親の前にはよくクジラ肉のベーコンがわさび醤油とともに有ったものです。

さて時は流れて今では鯨肉の味を知っている人は徐々に少なくなってしまいまして、竜田揚げはともかくあのクジラ肉のベーコンの美味しさを知らないのは可哀想な気がしますが、まぁ逆に言えば美味しさを覚えているのに食べることが出来ない年配の人のほうが不幸なのかもしれませんけどね?

さてそんな昨今ですけど朗報が飛び込んできまして日本の調査捕鯨船がクジラ肉の加工処理についてイスラム教の戒律に沿った食べ物であることを証明する「ハラール認証」を取得したので有りまして簡単に書きますとイスラムの戒律で食べてもOKとのお墨付きが出ましたよって事です。

御存知の通りクジラの捕獲が出来ないのは欧米社会の感情的な反対運動のお陰で科学的な根拠も無いままにクジラがとれなくなりまして、調査によりますと捕鯨をしなくなったお陰で海中のクジラの頭数が増えすぎてしまって、その他の海洋生物の捕食が進んで生態系がアンバランスになっってしまってきているとの話も聞きますからね?

さて今回のハラール認証の取得が意味するところってのは私が思うにとても大きくて、人によってはモンドセレクション金賞レベルにしか感じないかもしれませんけど、ハラール認証とモンドセレクション金賞とでは幼稚園の運動会のかけっこで一等賞を取ったのとオリンピックで入賞したのと位の違いが有るのです。

今までは日本が孤立する状態で細々と調査捕鯨の名のもとに捕鯨の火を絶やさないように指摘たのですけど、イスラム圏がお墨付きを与えてくれたお陰でですね捕鯨反対派の人にとって大きなプレッシャーになるのでは無いでしょうか?

何と言いますか国家と言っても所詮は人間の集合体で小学校のクラス内での争いの延長上みたいなもんですから、いままでクラスの中で一人だけ捕鯨をしたいと言っていてクラスの半分(つまり欧米諸国)が反対していて残りが無関心みたいな状態だったのが、今回のハラール認証の取得でクラスの一部が味方にはならないけれども、基本的に認める立場に変わってくるって感じですから非常に意味は大きいのですよね。

やるじゃ無いですか水産庁さん、どうも外務省なんてのは自国の立場を主張するよりも波風を立てないようにばかり気を取られているような感じですけど、このようなハラール認証取得のような正統かつ効果的な外交戦略には拍手を送りたいものですね。