ETCと混雑税

ETCの普及が当初、日本道路公団や国土交通省が考えていたよりも普及が進んでいないですね?
高速道路の料金所でETCを車に取り付けておくとノンストップで料金所を通り抜けられるシステムの事です。

もうひとつ

イギリスのロンドンで市街地における交通渋滞の解消策として、混雑税が導入され絶大な効果を発揮してロンドンの渋滞が相当解消されたようで す。

混雑税は、イギリスのロンドン市内の指定区域に入る自動車から混雑税の名目で税金を徴収する事により、混雑の解消と税収とを狙って新設され た税金である。
勿論、公共の乗り物には税金はかからないし、二輪車(バイク)からも税金は徴収しない有りがたいシステムなのである。

で日本なんですが、首都圏の交通渋滞とそれによる大気汚染も相当なものがあるわけで、環境問題に関心が有る、石原都知事なら導入してくれそ うな気がするんですが、問題は料金の徴収方法と、料金徴収にかかるコストの問題でしょうね?

最初にETCの事を書きましたが、折角ETCをこれから普及させようとしているんですから、高速道路の料金所だけでなく、イギリスみたいに 混雑税を導入して、混雑税の徴収も既存のETCシステムを改良して、そちらにも使えるようにしたらどうかと思うのです。

現在、都心部は慢性渋滞になっていて、車よりも歩いたほうが早い場合も出てきていますが、物が動く中心ですから、車で商品などを運び込まな くてはいけませんが、渋滞のお陰で時間も燃料も相当ロスしていますからね?

仮に東京都内で混雑税が導入されたとして、その場合勿論、自動車は税金を徴収されてしまうのですが、混雑税導入で都内の交通渋滞が激減した とすると、都内を車で移動する場合の移動時間は短くて済むと思いますし、燃料代もかなり下がって、混雑税を払ってもおつりが来る位であれば、全員がハッ ピーになるのではないでしょうか?

追伸

ETCの普及が進んできたと思ったら、ガソリン価格の高騰が始まって、車は売れなくなって道路を走る車の絶対数も減少してきたので ありまして、このままガソリン価格の高騰が続けば、混雑税の必要もなくなってきてしまいますし、ETCの整備に投じた資金も回収が出来なくなってしまいま すね。

長い目で見れば、石油資源は枯渇して公共の輸送機関が見直される事になると思いますので、まあETCの普及や混雑税の議論は何だっ たんだ?って事になってしまうかもしれませんね。