そして雑誌は厚くなり薄くなる

10年ぶりに昔購読していた、趣味系の情報雑誌を購入した。
仕事上の技術系の書籍を探しに行ったのだが、お目当ての書籍は無く、代わりに懐かしさに手に取った雑誌を買ってきたのである。

10年前と比べて厚みは1.5倍程で価格は昔と変わらないように思ったのだが、これが曲者なのである。
きちんとした記事や体験記など有益な情報ページが減って、代わりに広告が大部分を占めてしまっているのでありますよ、記事もメーカー受け売りみたいな記事が多いですからね。

今、週刊誌、月刊誌が毎月いくつかが創刊されて同じ数だけ廃刊、休刊になっていると聞きますが、出版社も今は経営どこも楽じゃないですが、昔と比べて人件費が上昇したり紙などの原材料費が値上がったと言っても、小売価格を高くしたら誰も買ってくれない。

なもんで、広告をひたすら取りまくって小売価格を押さえているわけですね?広告が増えてページ数が増えたって、一見ページ数が多くて値段が押さえられていれば得な気がするじゃないですか?
テレビだってNHK以外はコマーシャル沢山いれてますし、雑誌の購読者層に合わせた企業の広告を入れているわけですから、情報が多くなったといえない事はないのでは有りますがね。

出版社だって、当たるか当たらないか分からないで、資金をつぎ込んで雑誌を創刊するのなら最初から広告スポンサーを押さえておいて雑誌を創刊したほうがリスクが無くなりますからね?

けどですね、最初から企業広告を当てにしたような雑誌の創刊や、企業広告で収益が出るからと言って、内容が貧弱な雑誌を次々送り出していては、いつまでたっても本当の読者が掴めませんよね?

最後に私の好感の持てる雑誌を二つ上げますと、一つはPHPで二つ目が”本の雑誌”ですね、両方とも中味の文字を一生懸命埋めて文字で読ましていますので好感が持てます、”本の雑誌”については、金額の割に作りがなんだか昔の雑誌みたいで、イラストも落書きみたいな愛着が持てる雑誌で私のお気に入りです。

追伸

2008年になりまして、原油の高騰による雑誌の製本コストの上昇、不景気による企業の広告宣伝費抑制、エコロジーやCO2削減による紙資源保護の意識の高まり、インターネットのさらなる社会への浸透など、雑誌出版を取りまく環境は更に悪い方向に向かってしまっているのでありまして、これから大廃刊時代が訪れるのでは無いでしょうか?

まあ雑誌、週刊誌の場合は公称部数と発行の実部数の大きなかい離など、問題が有った事は事実ですけど、歴史のある名前の通った雑誌が次々廃刊になる時代ですから、創刊された雑誌が苦戦するのは当たり前でしょうね?

ひと頃は創刊された1号だけは買うって人も多かったのですが、そんな人も最近では減ってきましたからね。