リコール制度

三菱自動車の欠陥隠蔽、リコール回避の問題で自動車のリコール制度がにわかに注目されていますね?
リコール制度とは↓

自動車が道路運送車両法の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態、又は適合していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、 その旨を国土交通省へ届け出て、ご使用のお客様にご連絡し、無償で修理する制度。

幸いなことに20年以上車に乗っていますが、リコール対象の車になったことは2回しか有りませんが、それも昔の話ですが、記憶を頼りに少し書きましょう。

確か10年以上前に営業車で使っていたトヨタのスプリンターが内容は忘れましたが、リコール対象で近くの販売店に車を持っていったことが有ります。

そのときは、忙しいさなかに車を持って行かなくてはならないので、面倒だっただけの記憶が有りますが、車を持っていったときに初めてその販売店の営業マンと話した覚えがあります。

車はリースで導入していましたので、その会社でトヨタの営業マンと話したのは、後にも先にもそのリコールで車を持ち込んだ一度だけですから、リコールが無ければトヨタの営業マンと接する機会は一切無かったことになります。

今回の三菱自動車は必死になって、車の不具合を隠し通した結果、大変なダメージを企業として受けてしまったわけですが、リコールをチャンスと出来ないまでも、マイナスにならないような、行動がとれなかったことは非常に残念な事だと思います。

具体的な統計は有りませんが、多くのお客は販売店で新車を買った後に、ディーラーに一回も行かないで、何年か後に車の買い換え時期になってしまう、お客がかなりの割合でいるのでは無いでしょうか?

基本的にお客と売る側の親密度は接触が多ければ多いほど高くなりますね?

リコールの場合悪いイメージが先行してしまいますが、リコールであってもお客と接点がもてるチャンスと、とらえておけばどうだったのでしょうか?

現在の三菱自動車は販売台数で大苦戦していまして、一部には存続の危機まで出ていますが、リコールを上手く往かせていれば、中堅自動車メーカーとしての地位を確保出来ていたと思います。

追伸

リコール制度など消費者を守る原動力として内部告発が多くのきっかけになっているようですね。

内部告発については色々な意見が存在するようですが、結果良しとしなければいけないのでしょうかね?