新入社員と飛び込み営業
入社前の説明会では一切営業スタイルについては触れないかもしくはグループ営業で安心ですなんて事で営業職に配属されたら、翌日から用意されたリストに従って飛び込み営業をする日々が続くとか電話コールをさせられてアポイントが取れるまで電話をかけなくちゃいけないなんて話は昔は良く有ったと思います。
中には基本的には反響営業だとか代理店経由の営業だけれども、新入社員の時にはドアToドアの飛び込み営業を経験していた方が今後の本人の為になるからといった親切心で経験させる場合も有りますけどなにせ社会人一年生の若者にとっては初めての経験で、恐怖心が先になってしまう場合も少なくないと思います。
まぁ結果はともあれ回数をこなしていくことで多くの新入社員は営業マン特有の図太さですとか、営業ノウハウやスキルを身に着けていくわけですけど、ここで脱落してしまう人も少なくないですし二度と営業の仕事はやりたくないって思ってしまった人も多いでしょうね。
でね、これは指導する側の先輩社員がどうやって飛び込み営業が怖いって先入観を取り払いながら指導するかが肝になってくると思うのですけど、体育会系の会社でしたらとにかく飛び込営業でしらないところに訪問するよりも、社内での叱責や発破の方が恐ろしいから頑張りますみたいな感じで新入社員を追い込んでしまう場合も過去には多かったと思いますけど最近はどうでしょうかね?
確か昔の偉い人の話で、やって見せ、やらせてみて。褒めてやらねば人は育たないとかなんとか話が有りましたけど、新入社員を素早く戦力に仕立て上げるのは時間がかかるようですけど、この方法を実践するのが一番ではないでしょうかね?
でここで書きたかった事を書きますが、私の知っている範囲での話ですけどベテランと呼ばれて営業成績も悪くない営業マンの中にも、実際のところは飛び込み営業は大嫌いでむしろ恐怖を覚えるくらいな人も少なくなくて、それが代理店からの情報だったり何らかの方法で見込み客を獲得しているから、飛び込み営業が出来ないことを周りの人が分からないって場合が相当多いと思ってます。
ですからね、もし新入社員として入試して営業職に配属されましていきなり飛び込み営業を命じられたとしてもそれが一時的なもので、先輩社員の方々はそんなことはやっていないのであれば、まぁガマンしてやっていてばすぐにそんな事はしなくてもよくなると思って我慢してくだないね?
私も昔は飛び込み営業をしましたけど今やれって言われてもしたくないのです。
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